[短編集]＿一日一笑顔＿[曇天に笑う]

曇兄弟、白子、安倍―…ｺﾚｸｼｮﾝ(幼稚園パロ)((赤猫様リク) ページ21

先生＝A、白子

園児＝その他


――


幼稚園で働いてるAです、今可愛い瞬間を見つけて写真を撮りたい衝動に駆られています。


というか撮りました。私のコレクションです。



「はぅあ・・・」



私は膝から崩れ落ちると、外で遊んでいるある三人を見る。


左から、空丸、天火、宙太郎と並んでいるのだが




「やば・・・」



あんな小さな手で三人とも手、繋いでる・・・っ!!!


天火とかお兄ちゃんぶって真ん中で二人の手を引いて歩いてるし、絶対手を離さないし


空丸は嫌々ながらも照れながら繋いでるし


宙太郎は元気よく天火にくっついてるし



(天使だ・・・)



ｶｼｬｯｶｼｬｯと、私のスマホから効果音がこぼれている


すると、何を思ったのか蒼世がきて



「せんせー、どうしたんですか」



不安げに聞いてき・・・



「うぐふっ」



そんな純粋な目で見るな、心が打たれる。



「あ、あはは何でもないよ、写真撮ってるだけ」



スマホを後ろに隠しながら、何事も無かったかのように接する。


が、まだ後ろで蒼世撮ってます



「？まだ音が・・・」


「そうだ・・・蒼世もあの手を繋いでるところに入ってきてよ！」


「えっ」


「おねがーい」


「い、いやでも・・・その」



しゃがんでいる私より、少し大きいくらいの身長。


やはり小さい天使。


この仕事は私にとって天職!!!!


なんて思ってると、後ろから大人の手が伸びた



「はい、没収」



スマホが私の手に無い・・・!!



「ひぎゃああっ!!!し、白子っせんせ・・・!!!」


「ちゃんと仕事しようか」


「あぐううう」



そう言いながら半分倒れると、蒼世が小さな手で私の頭を撫でた



「だいじょーぶですか」


「・・・回復しすぎた・・・」



そしてそれを見て、天火たちが駆け寄る



「せんせー、せんせー!!!遊ぼうぜ！」


「遊ぶっすー!!!」


「兄貴！、せんせー疲れてるだろ！」


「むぅ・・・じゃあ蒼世遊ぼうぜ！空丸、手を握ろ！」


「ししょー」


「う、うぅ・・ん・・・少しだけだぞ」



蒼世が空丸と手をつな・・・ッ!!



「って、あああーっ!!!せんせー鼻血でてるっすー!!!」


「白子うううう!!!!」


「先生をつけろよ、失礼だろ！ちょ、兄貴引っ張るなぁッ!!」



天火が教室に入ろうとすると、手を繋いでいた全員が引っ張られる形で走って教室に連れてかれた



「ぐふっ」



その後、鼻血のおかげで皆の心配そうな顔を見ることが出来ました。(満足

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