い _ V ページ5
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「梶井さん、今日ですよ今日！」
「うん そうだねー」
Aのある仕事の日が昨日の明日の今日だ。
明るく元気にという小学生みたいな感じで梶井に云ったAだったが、見事に棒読みであった。
「楽しみですね、
Aはニコリと梶井に笑顔を向けるが、梶井はいつも通りスルーをした。
「タカミネ！」
出る準備をしていたAにエリスが後ろから抱きつく。
「うおぉ、、……って、エリスちゃん！」
もービックリしましたよ、とAはくるりと周り、正面から再度エリスに抱きついた。
「どうかしましたか？」
「んーん、タカミネの初めてのちゃんとした仕事だから来ただけよ！」
まあ、他にもあるけど、とエリスは囁くような声で云った。
「そうなんですか、ありがとうございます」
先ほどの笑顔のようにエリスに微笑む。
「ちょっと、もう時間だよ」
梶井は一人だけ準備を終わらせ、Aを待っていた。
これもまた、森がA一人で仕事場に行かせるのは不安だと梶井を同伴させることにしたのだ。
この仕事がなかったら梶井は休みなので、少しAを恨んでいる。
せっかく久しぶりの休みだから、昔馴染みの思い出の場所へでも行きゆったり過ごそうかと考えていたのだ。
「早く終わらせて帰るから」
「は、はい！」
Aは急いでスーツの下にショルダーホルスターを装着した。
少し重たかったが、
「じゃあ、エリスちゃん。行ってきますね」
「ええ、いってらっしゃい！」
エレベーターの前で待っている梶井のもとへ駆けていくA。
「……次こそは終わらせる、ね」
エリスはそう云い、森のもとへ戻っていった。
＊ ＊ ＊
何度も何度も繰り返した。
あの人が生きる未来を作るため。
何度も何度もやり直した。
あの人と生きる未来を作るため。
何度も何度も繰り返す。
私が死んでもあの人だけは生かすと誓ったから。
何度も何度もやり直す。
私の命を捧げても、あの人だけは救う。
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チョコレートソース(プロフ) - 梶井さん大好きなのでありがとうございます!(´▽｀)続き待ってます！ (2021年7月18日 7時) (
レス) id: a8c1fc5263 (このIDを非表示/違反報告)
匿名檸檬 - 好きですありがとうです。(語彙力なくてすみません…) (2021年7月15日 1時) (レス) id: 1cfe5e17d7 (このIDを非表示/違反報告)
流琉 - 梶井さんのは少ないのでありがたいです！ (2021年7月10日 0時) (レス) id: 45a1f0a151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遠藤氏 | 作成日時：2021年3月14日 21時
