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「私さ、まともに友達って呼べる様な友達がいなかったのよ。」
さっきまでケタケタ笑ったいた人とは別人の様に、彼女は真剣に話し出した。
「でもね、まさか死んでからAちゃんみたいに、なんていうか、心配してくれたり、きちんと注意してくれたり、そういう、友達って呼べる様な友達が出来るとは思わなかったのよ！」
「私も、同じ様に話せる友達がいて嬉しいよ」
「多分、もう、Aちゃん以上の友達は出来ないと思うの…
なんていうか、最後にさ、言わせて？」
どうしたのだろう。
今日の彼女はいつもと違う。
「えー、私以上の友達、作ってよ！…っていうか、最後って何さ？やめてよ、そんなしみじみと…」
「最後なんだ。多分。私、ずっと友達が作りたかったって今思い出したんだ！小さい時からの夢！本当の友達が作りたかったの」
「でもね、私、生きてる間にそんな子一人もいなかったの。いつも誰かに合わせて、悪口とか陰口とか言われるのが怖くて…」
「でもね、良い友達、出来ちゃった。私、今度こそあの世へ行っちゃう…私、待ってるから！小さい頃を思い出してみて！あと、自分のお墓に行ってみてよ！きっと何か変わるかも。」
「私、ここに来なければ、きっと思い出さなかっただろうし、今こうして、友達に本当の事をぶつける事も無かったのよ」
「私、またAちゃんと、会って話せるの、楽しみにしてる！」
ーありがとうー
そう言って、彼女は、花子ちゃんは、光と共に消えて行った。
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どなるどべーせん。 - 鈴巴さん» 感想とご指摘ありがとうございます！ (2018年5月1日 18時) (
レス) id: 25df833d76 (このIDを非表示/違反報告)
鈴巴 - 面白かったです！あと、32話の合掌が合唱になってましたよ！更新頑張って下さい！(^▽^)/ (2018年4月13日 22時) (レス) id: ad3d79f394 (このIDを非表示/違反報告)
どなるどべーせん。 - シヴィルさん» ありがとうございます！ゆっくりではあるものの、いずれ完結させたいと思っているので、これからもよろしくおねがいします！ (2018年3月27日 22時) (レス) id: 25df833d76 (このIDを非表示/違反報告)
シヴィル(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新ぜひ続けてください！ (2018年3月27日 16時) (レス) id: 5703f71a40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どなるどべーせん。 | 作成日時：2018年1月5日 0時
