【銀魂】見えてるうちに

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『土方さーん。座布団あります？』


「あ？なんでだよ」


『いやぁ、布団借りるのは図々しいし、でも床だと起きた時にあちこち痛くなるし…かと言ってこの時間に戻るのは怖いじゃないですか…辻斬りとか、お化けとか…』


元はと言えば、土方さんが私の事を呼んだんだ。

疲れて帰るのだるいし、色々怖いし。


「」


『座布団どこですかぁーーー？』


｢…いやぁ、そろそろ帰ってくれませんかね？ていうか、君もお化けだよね！皆に見えないよね！？｣


『幽霊です！』


…あの後色々あって、例の落武者さんは成仏していった。



最後は全く落武者感の無い優しそうなおじさんそのものだった。




そして、時間が過ぎるのは早いものでもう夜中。


深夜。




という事で、私は図々しくも「私を呼んだ土方さんが悪い」という事にして座布団を借りてここで寝ていくつもりだ。



こんな時間にか弱い女の子を公園まで返すクソ男が何処にいるのだろうか、、、



『うぉーー。ここにいたーーー。』


「 …せめて棒読みはやめろ。」





そして、冒頭部分へ戻る。



『教えてくれないなら自分から探しますから。お宝本が発見されても何も文句言わないで下さいね』



「だから持ってねーよ。」

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