あなたは知ってる？都市伝説 (ページ14)

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だるま女ページ14

四肢のないだるまのような女、それがだるま女です。
戦前の見世物興行であったとされており、これを元にした小説なども書かれています。

都市伝説の例としてはこんなものがあります。

アジアのある国に旅行に行った娘がいつまで経っても帰ってきません。
不審に思った両親が現地にかけつけるも、
外国人である2人に警察は冷たく中々見つけられません。

抜け殻のようになってしまった妻の為にも必死に娘を探していた夫は、
「日本達磨」と書かれた看板を掲げている館を見つけます。

無愛想な店員に案内された部屋では、
「あるもの」には裸の男達が群がっていました。

その「あるもの」を見た夫は血の気がひきました。

「あるもの」は、四肢を根元で切断された全裸のだるまのような女でした。

舌も切断されているらしく涎をたらし、
焦点のあってない目で天井をみつめています。

その女は、最愛の娘でした。

こんな感じの怪談です。

他にも父娘でなく新婚旅行の新妻だったり、
舌を切断されておらず「呪ってやる」と呟いていたりパターンはあります。

アジアのある国とありますが、舞台が中国という設定が一番多いです。

中国の史記という歴史書に、呂稚という女性がでてきます。

漢王朝を興した劉邦の正妻だった呂后は夫の死後、
劉邦の側室威夫人の四肢を切断、薬漬けにした上眼球をくりぬきました。
そして生きたまま便所に配置して人豚と称し晒し者にしたとされています。

中国史上唯一の女帝である武則天も夫亡き後、
前皇后と夫の愛人の四肢を切断して処刑したとの記述があります。

だるま女はこのふたつからきたものかもしれません。