【おそ松さん】ある日目覚めたら猫になっていました【完結編2】

ED＊7……8 ページ28

トド松くんに1番近い距離って…？


アタシはその意味を理解することが出来なくて、
ポカンする。


女「あー、そう。そうなんだ〜…。それで最近付き合い悪かったんだね」


女のコも戸惑ったように、
顔を引きつらせながら笑ってる。


トド松「うん、かわいいでしょ？」


ちょっと…なんてことを‼︎

トド松くんは再びアタシに笑いかける。


チラリと女のコの方を見ると、
アタシの方を睨み付けているように見える。


うわぁ…。

ダメだよ、
完全に勘違いしちゃってるよ…。


女「…ジャマしちゃってごめんね。それじゃあねっ！」


女のコは心なしか、
語尾を強めてそう言った。

後ろ姿が遠ざかっていく…。



残されたアタシとトド松くんは、
どちらからともなく歩き出す。


『…トド松くん、あの子絶対誤解してるよ？いいの…？』


アタシは申し訳ないことしたなって少し俯く。


トド松「え？なんで？」


トド松くんはキョトンとした顔で、
首を傾ける。


『なんでって…』

トド松「だって誤解もなにも、ほんとのことだし」



トド松くんがアタシを見下ろす。

真剣に見つめられて恥ずかしいけど、
まっすぐな瞳がアタシを貫いて視線をそらせない。



トド松「Aちゃん。好きだよ」

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