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「ッ……はぁ?」
「あれ? 違った?」
そんなの知らない……。と目を逸らす。
何調べてんだよ!! 馬鹿じゃねぇの!!!!!
「いいね吸血鬼って。欲望に忠実なんだ。あ、Aは元から食欲には忠実だっけ」
「美味しいもの大好きですスイーツ愛してます、カルマさん足触んないで」
「だから俺の血も好きなんでしょ?」
「自惚れんな。他の人にまで迷惑掛けれねぇからだよ。そのやらしい手付きをやめろ」
指の腹で舐める様に太腿をツーっとなぞられる。その手を叩き落としても、カルマはニヤニヤと笑みを深くし、またもや手を忍ばせてきた。
嫌でも身体は跳ね上がり、ざわざわと芯が震え始めた。
カルマの手の甲を抓ると流石に手が引いた。……ハズなのに安心する間も与えられず、カルマの整ってる顔が耳元に近付く。片耳にカルマの吐息が吹き込まれ、もう片方が指でやわやわと揉み込まれ、私の口から情けなく媚びた声が飛び出した。
顔を上げ、満足そうにカルマが微笑む。
「じゃあ次は俺の番だ」
「な、にが……」
「分かってるでしょ?」
大じょーぶ。キスしかしないから。
ッグイッと腰を持たれ、そのままかぶりつくように唇を押し付けられた。
「んッ……っ、ぁ……」
嫌だ嫌だと首を振って、舌の侵入を防ごうとしても意味がない。あっという間に口を割られ、口内が掻き乱された。
カルマの熱い舌に囚われて、お互いの唾液が混ざり、水音が嫌らしく耳に残る。
グイグイと胸板を押してみるが身体は正直なようでイマイチ力が入らない。
「ッ……はっ……、ぁ……」
唇が離れ、私はそのまま全体重をベットに預けた。
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葵(プロフ) - 浅野月愛さん» こちらでもコメントありがとうございます……! 凄い大胆な盗作宣言頂き光栄ですw勿論読者さん達を信じているので、そんな事はないと分かってます笑 これからも宜しくお願いします。 (2019年1月27日 23時) (レス) id: eeb8e01c6f (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛 - 七夕伝説が盗作したいくらい好き!あ、いや盗作したいけどしませんよ!? (2019年1月27日 21時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ゆうゆうさん» ありがとうございます!そう言って貰えて光栄です!現在Par11まで公開しております。徐々に公開予定なのでお待ちして頂ければ幸いです。頑張らせて頂きます! (2017年11月18日 21時) (レス) id: 98185949ce (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - アヤさん» 長いよ。え?なにそれ嫌だ…。あー、リンって可愛いね。スラリん(仮)だから略称にするね!やだ!スラリん(仮)でいいの!太郎は嫌! (2017年11月18日 21時) (レス) id: 98185949ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう(プロフ) - とても面白いです!パスワードがかかっている部分も読んでみたいです。頑張ってくださいね! (2017年11月18日 19時) (レス) id: 4e7930216c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時:2017年6月6日 18時