１ 性別変換 ページ37
「……で、」
「は、はいッ」
私の目の前で丸底フラスコに入った怪しい液体がチャプンと音を立てて揺れる。明らかに「怪しい薬です！」と強調させるような紫色の液体を持って私の目の前に立ちはばかるのは、クラスの理系女子である奥田ちゃん。
要件は至ってシンプル。試作品を飲んで欲しいとのこと。私は大抵薬を飲むか、相手に飲ませて第一被害者になるかだから極力避けたい。今までの経験が危険だと語ってる。それでも心が揺らぐのは奥田ちゃんが可愛いから。……神様、どうしたら良いんですか。
イケメンの神様に懇願しながらも頭を巡らせると、グッと頭に体重が乗った。私が顔を上げる必要なくして声が降ってくる。
「へー。また奥田さん面白そうなの作ったね〜」
「カルマ君」
違うんです神様。イケメンを増やせとかそう言う意味じゃなかったんです。回避方法を教えて欲しかった。
「どけよ変人。これ以上身長縮んだらどう責任取ってくれんの？ 身長寄越せよ？」
「責任は取ってあげるとして、身長は渡せないかな。現代にそんな技術ないしね」
「身長を寄越せ。それ以上はいらん。良いから退けろ」
ブンブンと頭を振ってカルマの腕を振り落とす。バサーっと髪が顔に掛かった。相変わらずボサボサ……なんて呟くカルマを蹴って、私は手櫛で髪を整える。桜色に区切られていた視界はやがて先程の状態を取り戻した。……奥田ちゃんが、笑顔で、怪しいフラスコを持ってる姿を。
「うーん……あんまり飲みたくないなぁ……」
「そう？ 俺としては飲めば良いと思う」
「そりゃお前は被害に合わないもんな！」
「ほらほら。飲んだら痩せるかもしれないでしょ？ 何事もチャレンジしてみなきゃ」
奥田ちゃんから薬を受け取り、私にウザい笑顔でグイグイと薬を押し付けるカルマ。まず言って良い？ 私痩せなきゃイケナイ程太ってないから！ うん！
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サヤ - 葵さん» ごめんなさい！昨日ずっと試してみたんだけど何か出来なかった。あ！でも遣り方は分かったからまた今度機会があったらやってみるね！御手間掛けさせて死まい本当にごめんなさい。後遣り方教えてくれてありがとう！ (2017年5月1日 16時) (
レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - サヤさん» マジかありがとー！『占いツクール 画像申請』って検索して、そこに送信するだけだよー。んで、半日〜1日の間に許可がおりるから、それをコピペしてコメ欄にでも貼って貰えれば載せますよー。 (2017年4月30日 18時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - あの…ね､菜花ちゃん情報何だけどメルアド無くてもイラストのURL作れるって聞いて半信半疑であおちゃん宛って言うかあおちゃんの小説の夢主ちゃん描いたんだけど…えーと…殺り方が分からなくて……教えて下さい…｡手間掛けさせてしまってごめんね！ (2017年4月30日 14時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - はる★暗殺さん» わー！ありがとうございます！！シリアス苦手ですが、リクエスト貰ってチャレンジしてみて良かったです！！次はコメディを書こうかと思っています(( 少々お待ち頂けると幸いです。 (2017年4月9日 22時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
はる★暗殺(プロフ) - 既視感！すっごい感動しました！途中で涙がでました…やっぱり葵さんの作品はとても感動しますね！次の小説も楽しみにしています！ (2017年4月9日 22時) (レス) id: 1f35a584e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作成日時：2017年3月10日 20時
