She's a slave【数原龍友】

３５ ページ37

『え？』

大「自分勝手なのは分かってるけど...俺はまだAが好きなんだ。」

そ、そんな...

『大樹...』

大「俺...今度こそ...Aを幸せにできるように頑張る...借金だって一緒に返していくから...。」

と必死に言われた

こんな時に申し訳ないと思ってしまう私

そりゃあ、私を捨てたのが故意ではないということを聞いて

そういうことで、私を捨てざるを得なかったのかなあって言うのはあるけど...

『ごめんね...大樹...。私もう好きな人がいるの...。』

だからといって
龍友さんへの気持ちは変わらないから...

大「そ、そうなんだ...そっか...。」

叶うはずのない恋だけど

今もこの時も龍友さんのことで頭がいっぱいなんだ...

バカだなぁ私...。

大「運命の人に出会ったんだね...」

と、大樹が言う

『運命の人か...うーん...そうかもね...。でも、そう思ってるのは私だけなんだ...』

大好きだった...

初めてこんなに誰かを好きになったのに...

一瞬で終わった私の恋...


気づけばまた泣いていて...大樹に宥められていた。







『あぁ...また結局泣いちゃった...。ごめんね大樹...』

大「いやいや。いいんだよ。」

そう言って微笑む大樹が懐かしかった

『大樹...今まで、誤解してた...でも、今日その誤解が解けて良かった。』



大「これからはどうするの？」

『借金返済のために頑張らなきゃ...。』

と言うと、大樹は驚いた顔で

大「いや！借金は俺のだから、俺が返すよ！」

『いや、でも。私が保証人になったんだから...』

大「いや、俺の借金だから...これ以上重荷背負わせるわけには...」

『うーん...じゃあ一緒に返すかぁ...めんどくさい！』

大「え？」

『一緒に返した方が早いでしょ？第一...返す人の口座とか分かってんの？(私も知らないけど。)』

と言うと

大「そっか...！そうだね！」

と、大樹は納得したようで

『よーし！頑張るぞー！』


何とかこの1000万という金額を返さなければ...。


―――――――――――――――――――――――

どうも作者です。

お話どうでしょうか？

面白いですかね？

なかなか他メンバーさん出せなくてすみません。


ここから、一気に一年後に飛びます。

どうか引き続きよろしくお願いします。

３６→←３４

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す