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暫く二人身を寄せ合いイルミネーションを眺めていたけれど、横からクシュって音が聞こえてきて室内に移動する。


ソファーで二人まったり寛ぐ。
何気なく横を見ればコートを脱いで顕になったドレスから覗く彼女の鎖骨が目に飛び込んでくる。


彼女自身が放つ甘い香りと視界に広がる魅惑的な素肌。
僕にはそれがとてつもなく美味しそうに思えて衝動的に顔を寄せ柔らかい肌に吸い付く。


「……っツ…」


鈍い痛みに少し顔を顰める彼女。


「綺麗についた」


彼女の鎖骨にハッキリついた印に満足して赤く浮かび上がった肌を指で撫でると「私もしたい」と言いながら目でも訴えてくる彼女に僕は着ていたジャケットを脱いで彼女を自分の膝に向かい合わせになるように乗せた。


「いいよ。Aの好きなように」


僕の言葉に一瞬、躊躇した彼女だけど、僕が着ているシャツのボタンをゆっくり一つ一つ外していく。


途中までボタンを外した彼女が手を止め僕の胸元を確認するように両手で触れ、僕の胸元に顔を埋める。


肌に伝わる柔らかな感触。


「A。もっと強く吸ってみて」


かなかな思うように付かないのか
何で?と泣きそうな表情で僕を見る彼女にそう助け舟をだす。


僕の言葉に一つ頷いた彼女が今度はさっきより強く彼女の唇が僕の肌に触れた。
胸に一瞬、独特の鈍い痛みが走る。


「ついた」


口を綻ばせて、まるで褒めてっというように僕を見る彼女によく出来ましたと彼女を抱き締め綺麗な髪を撫でる。


お互い休みの時だけ許される大人な遊びに二人の間に甘い雰囲気が漂う。


その熱に浮かされたように僕はAに問う。


「ねぇ、A。僕に愛される準備は出来てる?」


彼女の顔に掛かった髪を耳にかけてやりながら彼女の耳元で、そう呟けば濡れた瞳を僕に向け小さく頷くA。


そんな彼女を抱き上げベッドルームへと移動する。


僕にベッドの上に組み敷かれた彼女から醸し出される清楚な色気。
こんなにも上品な色気を出せる人を僕は他に知らない。


いつも、この瞬間、僕は禁忌を犯しているような気がして少し怖くなる。
でも、僕だけが知る彼女の乱れた姿が見たくて。
その欲に抗えるはずがなくて。


そう結局、僕にとって唯一無二であるAという存在にただ溺れるしかない。


この後のことは、僕と僕達を淡く照らす聖なる夜に輝く月のみが知る秘密だ。





−−−−−−ーー
うーん、、思い描いたイメージが皆様に伝わっていればいいのですが……。

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さくら(プロフ) - Sanagi1618さん» パスワードを送りましたので、メッセージをご確認ください。 (2022年7月5日 11時) (レス) id: 7b4f4afa76 (このIDを非表示/違反報告)
Sanagi1618(プロフ) - はじめまして。楽しく読ませていただきました。宜しければパスワードを教えていただけるでことは可能でしょうか? (2022年6月30日 23時) (レス) id: 772ebad025 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 柚さん» パスワードをお送りしましたので、メッセージをご確認ください。 (2022年6月29日 1時) (レス) id: 7b4f4afa76 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - annalove4752さん» パスワードをお送りしましたので、メッセージをご確認ください。 (2022年6月29日 1時) (レス) id: 7b4f4afa76 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はじめまして。楽しくて一気に読ませていただきました。宜しければ続編のパスワードを教えていただけないでしょうか?よろしくお願いします。 (2022年6月26日 21時) (レス) @page50 id: 6c04f8286c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2022年1月3日 22時

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