3に *いつもの朝* ページ47
次の日の朝。
アタシを迎えに来てくれたときにはもうすでに知られていたようで、『祐希と付き合うことになった』って言ったら「へー」だって。
ひどくない?
ひどくない!?
春だけだよ、「おめでとうございます」なんて言ってくれたのは。
もう知らない!
あ『もー、なんでそんなに反応薄いかな〜。』
祐希「オレが言った時もこんなだったよ。」
ぶーぶーと二人で文句を言う。
驚いてくれると思ってたのに、期待はずれ。
なんか調子くるっちゃう。
悠太「まあ、あれだよね。」
要「あれだな。」
春「え?」
千鶴「あれだよね〜。」
春「え、え?」
悠・要・千「今更って感じ だった/だな/だよねぇ。」
春「ええー!!」
あ『どうゆうこと?』
千鶴「いやー、こちとら、いつくっつくかと、ヤキモキしてたわけですよ!」
要「驚けって方が無理だろ。」
春「ボクだけですか!?知らなかったの。」
悠太「まあ、ね。オレとしては春が知らなかった方が驚きかな。」
どうやら春以外はアタシと祐希、お互い好きだってことに気付いていたようで。
聞けば、ずいぶんと前から。
千鶴に関しては出会った時から。
あれ?
アタシが自覚するよりもずっとずっと前からじゃない?
なんか悔しいぞ。
祐希「悠太はともかく要にまでばれてるとは。」
要「おい、そりゃどういうことだ。」
あ『うん。なんか悔しい。あ、違うわ。ムカつく。」
要「おい!」
千鶴「まー、実際わかりやすかったよねー。オレもすぐ分かったし。」
あ『・・・そんなに?』
千鶴「うん!」
あ『うわ・・・』
春「ボクなんか全然わかりませんでした〜。二人が付き合うっていうのには納得いくんですけど、皆さんだけ知ってて、ボクだけ仲間はずれなのはひどいです!」
悠太「いや、黙ってたわけじゃないんだよ。知ってると思ってたから、わざわざ言わなかっただけで。」
祐希「まあ、春はおいといて。悠太もさ、知ってるなら知ってるで言ってくれたらよかったのに。」
悠太「ごめん、ごめん。オレとしてはですね、祐希に自分から言って欲しかったんだよね。ほら、弟の成長を見守りたい的な感じ?」
祐希「なにそれ。」
あ『着いた!なんか今日、早くない?あ、みーちゃんにも言わなきゃ。』
楽しく、にぎやかに話していたらいつの間にやら学校に。
時間が経つのは早いもので。
みーちゃんの名前を叫びながら教室へ。
きっと褒めてくれるんだ。
偉いって。
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