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第248話ですよー ページ19

晴太?男?

黒服的なアレだろうか。

だが銀さんに対する返事は余りにも幼い。声の主を見るため振り返ると、なんと寺子屋に通うようなガキが走ってきていた。

しかも両手にヴィンヴィン機械音をあげるナニかを持って...!!?

慌てて視線を地面に戻し姿勢を正した。あれって、アレだよな?見てはいけないものを見た。いや待て。なんであんなガキがアレ持ってんの?教育上よろしくないの範疇超えてない?ファラウェイしてない?宇宙の果てまで行ってるのか?吉原とは最果てだったのか?ワンピ〇スがあるのか?


「銀さん持ってきたよ!あれ...その人銀さんの彼女?」
『ち、ちが』
「まあ見とけって。こいつはなかなかだぞ。よくあのドSくんがこのままにしといたもんだよ...大串くんがいるからか?」


立ち上がった銀さんが、晴太と呼ばれたガキからアレを受け取って私の前にしゃがむ。絶対顔を見られたくない一心で、握りしめた手に一点集中する。

神楽ちゃんと新八くんの声が遠くで聞こえる。助けてくれない。というか多分こっちの状況を見ていない。車椅子美人もお茶をいれているのかいない。さっきまでいたはずの煙管を吹かしていた人もいなくなっている。

誰か助けろ...お願いだから、酢昆布あげるから。


「あのなァAちゃん。俺ァ別にやましい理由でここにいるんじゃねェ。夜王がいなくなったココが心配で見に来ただけだ。ちょっくらこのガキを世話してやってたしな」


晴太のことか。ガキの依頼絡みだったのだろう。

...と、油断した私がバカだった。


少し、少しだけ顔を上げてしまった。


「最終目標はコレな。銀さんに似てるしいいんじゃない?でもまずはコレからだな〜最初から無理はいけない。手軽なのはコレだけどな、あまりハマり過ぎるなよ」


その両手には、たくさんの、モザイクものの、お、オモチャが.....

声にならない声を上げて、顔を手で覆った。見てしまった。アレを見てしまった。どうしようこれからどんな顔をすればいいのだろう。もう屯所に帰れない気まずくて帰れない。


「これはこう、スイッチを入れてだな」


剥き出しの太ももに感じた振動に、擽ったいような痒いようなで跳ね上がった。銀さんから逃げなければと店の隅に蹲る。

心做しか晴太とかいうガキにすら面白がられてる。こちとらずっとお姉さんだってのに。

近付いてくる足音に、これ以上小さくならない体が縮こまる。


「物は試しだ。一回やってみ?銀さんがいるから大丈夫だって」

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練紅龍(プロフ) - りるるさん» ありがとうございます!夢主ちゃんよかったね!!私も読者様大好こ (2023年3月27日 18時) (レス) id: 2fe40886f6 (このIDを非表示/違反報告)
りるる - 夢主ちゃんが可愛すぎて ちょっともう…尊いですねはい。まあとりあえずアレですよアレ、作者様大好こ (2023年3月25日 2時) (レス) @page22 id: bfd3ef8afe (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 雪さん» 長い間お待たせ致しました...喜んでいただけて嬉しいです!スマホが無事でありますように! (2022年10月31日 16時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
- 久しぶりに見に来たら更新されていてスマホ投げました。嬉しいです!! (2022年10月25日 20時) (レス) id: 6eb434b1d5 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 服は歩けませんね...着てください... (2022年10月25日 13時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:練紅龍 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年6月17日 12時

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