第204話ですよー ページ16
*
みんな分かる?あの葬式の後の謎の盛り上がり。意味わかんないよね。大人って(18ですけど)。
あ「土方さんお酒飲みますか?」
土方「あァ、飲む」
あ「土方さんおつまみいりますか?」
土方「あァ、いる」
あ「土方さんマヨかけますか?」
土方「あァ、かける」
あ「土方さん土方さん」
土方「...なんだお前、さっきからちょこまかと俺に構って。熱でもあんのか」
ガチめに心配そうな顔をされる。失礼な。
あ「またトッシーになったら飛び蹴りしてでももとに戻すので」
土方「いつも通りだな」
...え?なに?ドメスティックな思想が通常運転だと言いたいの?
土方「...A、部屋移るぞ」
あ「あーあ。今日はペース遅いから大丈夫だと思ったんだけどな」
どうやらいよいよ近藤さんが脱いだらしい。やめて欲しいよね、ホント。せめて褌一丁にしてくんないかな。
*
土方さんの部屋の縁側で、月を見ながら酒を煽る。
土方「...悪ィな、金出させちまって」
あ「ん?...ああ、いいですよ、別に」
お祓いに出かけた土方さんだったけど、交通費宿泊費を含め、お祓いだってタダじゃない。
フィギュアでお金がない土方さんと、妙ちゃんに貢いでいる近藤さん、1円も出す気がない総悟。
公費を使う訳にもいかないし、隊士達に事情の説明なしで集金するのも却下。説明したら混乱ものだからね。
そこで、まとまったお金を出せたのが私なのだ。
土方「これから返すからちょっと待ってくれ...」
あ「いいですって。私の意思で出したんですから。普段色々買ってもらってるし。...それで、効果は...まあ、完治しなかったみたいですね」
あのプリキュアの着信音と電話対応でわかる。まだヘタレたオタクは、土方さんの中にいる。
土方「ああ...呪いが身体の奥深くまでくい込んでるみてェでな。またいつ何時、
徳利に口を付けながら、考える。
あ「...じゃああともう気合いですね」
土方「...そうだな」
フッと小さく笑ってくれたのが、嬉しかった。
あ「前置きしておきますね」
土方「なんだ急に」
あ「私だってお酒の力を借りてでも言いたいことがあるんです」
土方「そうか」
不思議そうに聞く姿勢になる土方さん。
お酒の力といっても酔いなんて回ってないから、ほぼ素面だ。緊張を抑えるために、深呼吸をする。
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練紅龍(プロフ) - めぐぽん(*´・∀・)さん» 見事に私のやる気を叩き起こしておられます。ありがとうございます!沖田さん……沖田サァン……ご期待にそえるよう精進します! (6月7日 17時) (レス) @page28 id: 0cf84c7016 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - 感想を毎回、すみません。あれ?オチは沖田さん?と考えが変わったところで次。原作沿いみたいなので、続き楽しみに読まさせていただきます。 (6月7日 11時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 和泉梓さん» ありがとうございます...時間作ってちょっとずつ、進めていきたいです...ありがとうございます...! (2020年6月13日 13時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
和泉梓 - 更新待ってます!頑張ってください! (2020年6月5日 11時) (レス) id: 451b0d7f40 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます!ぼちぼち頑張っていこうと思いま...頑張っていきます...! (2019年12月22日 22時) (レス) id: 308444a36a (このIDを非表示/違反報告)
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