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第201話ですよー ページ13

銀時「死にてーなら一人で練炭ジサツでもなんでもしやがれ」

河上「...坂田銀時、貴様は亡霊でござる」


加勢に来ようとした攘夷志士に、空中にいる状態から苦無を投げる。


河上「かつて侍の国を護ろうと、晋助らと共に戦った思い...それを捨てられず妄執し、囚われる。生きた亡霊だ。ぬしの護るべきものなど、もうありはしない」



...ふうん。


地面に着地し上空を見上げると、銀さんの肩から血飛沫が上がったところだった。


河上「亡霊は、帰るべき所へ帰れェェェェ!!」


落下する銀さんの、その不安定な体勢を狙う奴の腕や眉間に苦無を投げる。


あ「ッ...」

銀時「!...どーも」


銀さんを受け止めると、その木刀に糸が絡まっているのが分かる。それは私が初めに斬ったのと同じ。ピンと張られた糸の先は、ヘリコプターにあった。


銀時「オイ...兄ちゃん、

ヘッドホンを取れコノヤロー」


腰を落として重心を低く持つと、上段に構える銀さん。糸の先はヘリというより河上万斉に繋がっているようで、彼は身動きが制限されている。

向かってくる敵を斬りながら、銀さんの言葉に耳を傾けた。


銀時「耳の穴かっぽじってよぉく聞け。俺ァ安い国なんぞのために戦った事は一度たりともねェ。
国が滅ぼうが侍が滅ぼうがどうでもいいんだよ俺ァ昔っから。

今も昔も、俺の護るもんは何一つ、



変わっちゃいねェェ!!」




...ふうん。



雄叫びを上げ木刀を振り下ろし、河上万斉をヘリごと地面に叩きつけ___る直前に、


木刀に絡まっていた糸を斬って銀さんを担ぐ。


すぐ後ろでヘリが爆発した。弾丸も燃料もあるし、早く離れるに越したことはないな。


羽織りの下は私服なんだけど、裾を刀で斬り銀さんの肩をキツく結ぶ。


銀時「...悪ィな」


あ「...いーえ」


気になることは多々あるけど。...また後で。





「総員に告ぐぅ!!敵の大将は討ち取った!!最早敵は統率を失った烏合の衆!!一気にたたみかけろォ!!」


よく響く太い声は、暫くご無沙汰していたような。


自然と緩んでしまう口元は、隠しきれなかった。



土方さんの、指揮だ...





撤退を始める攘夷志士の背中を逃すまいと、地を蹴りあげた。

深追いはすべきではないけれど、討てるもんは討つ。そして吐かせる。






ウチの鬼の、ご帰還の貢物にでもしないとね。

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練紅龍(プロフ) - めぐぽん(*´・∀・)さん» 見事に私のやる気を叩き起こしておられます。ありがとうございます!沖田さん……沖田サァン……ご期待にそえるよう精進します! (6月7日 17時) (レス) @page28 id: 0cf84c7016 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - 感想を毎回、すみません。あれ?オチは沖田さん?と考えが変わったところで次。原作沿いみたいなので、続き楽しみに読まさせていただきます。 (6月7日 11時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 和泉梓さん» ありがとうございます...時間作ってちょっとずつ、進めていきたいです...ありがとうございます...! (2020年6月13日 13時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
和泉梓 - 更新待ってます!頑張ってください! (2020年6月5日 11時) (レス) id: 451b0d7f40 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます!ぼちぼち頑張っていこうと思いま...頑張っていきます...! (2019年12月22日 22時) (レス) id: 308444a36a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:練紅龍 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年2月17日 21時

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