気づけば隣にドS君がいる訳で【名前変換オリジナル】

20話 ページ22

授業中

in数学


うあぁ…何これ、全然解んないよ…

数学……なんじゃいこりゃ……

しかも寝不足で眠いし……このまま寝ちゃおっかな…


先生「じゃ、この問題解ける奴いるかー？」


うわ、何だあの難問……

何であんな難問を出すんだろ……

そう思っていたのは、私だけじゃないらしい。


「はあ！？全然解んないんですけどー！」
「こんな難しい問題、誰が解けるんだよ」
「もうちょっと簡単な問題にしろよー」


皆からのブーイングの声が、次々と上がってくる

しかも皆タメ口…やるなあ、皆！！←

まあ、こんなんじゃあ…当たり前だよね…

こんな難問、解ける人がいるわけ……


雄輝「はぁーい！！」


高らかに声を上げ、ピーンと右腕を伸ばす雄輝。

はぁ！？何で彼奴手を挙げ……って、

あぁ……雄輝、頭良いんだっけ…
しかも運動の方も出来てたよね…


いいなぁ、そういう出来る人は。


先生「お、んじゃあ…最近入ってきた上原。前に来て黒板に答えを書いてみろ」


は………！？上原、君…！？


そう思い、バッと顔を横に向け、上原君を見てみると、

此方も此方で高らかと右手を挙げていた


え……この人、まさか頭も言い訳…！？


そう思いながら、上原君が黒板にスラスラと問題を解いていく姿を目で追い、ずーっと見ていた

呆気ないと言うように、私は口をポカンと開け、もう驚きが隠せない状態でいた


あんな難問を……解けるとか…


先生も先生で、体が固まっていた

雄輝と言い、上原君と言い……何だかんだで凄い…


先生「…は、拍手ー！！」


パチパチと盛大な拍手の音が教室中に響き渡った

誰もが全員、彼を尊敬な眼差しで見ているように見える


それも関係なしと、席に座っている上原君に対し妙に腹が立ってくるのだが、

あえて其処は押さえておこう


A「え…す、すごいよ上原君…！あんな難問解けるなんて…！！」

陸「あ？何言ってんだテメーは。あんな簡単な問題、解けて当然だろ」


は………！？簡単な、問題……？

えぇ……この人、普通に教師とかなれるんじゃないのか…？

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