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少し苦い風味を舌で感じる。
あんまり牛乳入れてなかったかな。
トントンとの二人きりの状態では、恥じらいを感じず、従順でいてやろうとせめてもの嫌味として続ける。
心の奥底で、彼との出会いを自然消滅させ仕事も退職してとプランをたてる。
私はかなり事を早く終わらせたいのだろう。
涙は恐怖から引っ込み、早く終わらせたいと足が叫ぶ。
よし、いいだろう。
謎の満足感を得て、直ぐ居なくなってやりたくて、割れ物が入った袋に手を伸ばす。
すると、また視点が変わった。
一体なんなんだ。
顎を手で固定され、無理矢理上を向かされる。
驚きと絶望を感じると、彼の顔がバッと鼻先にでてきた。
彼の黒い髪が頬にかかる。
後ずさる時間もなく、顎に手を当てられ、何をされるのか。
くるであろう痛みに目を瞑れば、ガブリと口を喰われた。
チュウッと口内にあるものを吸われ、唾液が混じった。
驚駭に目を点にして開ければ、彼は私から少し放れる。
それから、女々しい女性のように、口元に手を当てた。
唾液やらココアやらが混じったそれ。彼の喉元が動く。
「⋯にがい、苦いわぁ、、んでも少し甘いか、、、」
途中で彼の言葉が不自然に途切れ、なんだなんだと顔を上げれば彼が私の肩にポスリと顔を埋めた。
どうしたのか、心配になる心はあるようで、彼の顔を覗き見た。
「寝てるし⋯」
私は小さくため息をついた。
どうやら彼は爆発しきったらしい。
萎む風船のごとく、寝息をたてていた。
「ほんまごめんっ！」
晩、社内で睡眠から目覚めた彼が私に謝り倒す図が出来ていた。
まぁ、別室でやっているので、人は見ていないけれど。
手を合わせて腰を曲げ、頭を下げる彼は先程の豹変から打って変わって優しさが滲み出ていた。
その姿に安心感を覚えるものの、あんな体験二度としたくない。
別れを切り出すなら今だぞ。
やっぱり可哀想だよ、書類を任せているのは私達でしょう。
悪魔と天使が語りかけてくる。
彼は私が少し困り顔でいるのに気づいたようで。
「ご、ごめんな。⋯俺のこともう嫌ってしもうた、？」
目線を合わすように腰を屈め、私と目を合わせる彼。
これだから彼はよくない。
だって、私に別れたいと言わせるような雰囲気を消させてしまうから。
彼は圧を与えるのが凄く上手い。
「、、ううん、嫌いじゃないよ」
彼が安心したように笑えば、私も一段落だなと溜まりきった息を吐く。
まだまだ、彼の爆発には出くわさなければいけないようです。
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ピッピ168号 - さくらんぼ双子さん» そうなんですよ！うちの推しが輝いてる！ 【結論】osは可愛い。 (2023年2月11日 20時) (
レス) id: 220c7b8121 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ双子(プロフ) - ピッピ168号さん» ありがとうございます！os先生のお話とっても良いですよね！ (2023年2月11日 12時) (レス) id: b167e19be9 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - マジスコです。更新ファイトです！osが好きです！ (2023年2月11日 8時) (レス) id: 220c7b8121 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ双子(プロフ) - 若草翠さん» ありがとうございます!!「ドS」がテーマという作者の性癖丸出しの企画でしたが⋯面白いと言っていただけ幸いですm(*_ _)m (2022年8月16日 12時) (レス) id: b167e19be9 (このIDを非表示/違反報告)
若草翠(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2022年8月16日 12時) (レス) @page3 id: 5048ac8e22 (このIDを非表示/違反報告)
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