異能力:ドラ○もん (ページ13)

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中華街での遭遇ページ13

困ったことになった。

タケコプターでちょっとお散歩しただけなのに、これほどの騒ぎになっているとは。(説明台詞)

こうなったら、しばらくは使用を控えないとめんどくさいことになりそうだ。

結構お気に入りだったのに...。

「よし、中華街行こう！」

こんな悲しい日には美味しいご飯を食べるに限る。

グルメテーブルかけを使えば自宅で何でも食べれるけど、そういうのは何というか、風情がないじゃん？

え？？狙われてるのに馬鹿じゃないかって？？？

フッ、私を誰だと思っている。
藤子さんだぞ？(ｲｹｳﾞｫ)

「てってれーん！どこでもドア～」

・

「それにしても物騒になったなオイ」

手に持った肉まんにかぶり付きつつ当たりを見回す。

名物の食べ歩きグルメを制覇すべく、先ほどから中華街を巡っているのだが、あちこちでもはや小競り合いと呼べないレベルでの抗争が繰り広げられているのだ。

今まで行ったどのお店にも「この顔にピンと来たら1○○番」(伏せ字になっていない)のポスターあるしね。

しかも全員同じ顔だったしね。

芥川って誰だよ。何やらかしちゃったの。

「オrrrラァ！！！」

「ヒィイイご勘弁を！！」

...また何か聞こえた。

しばらく来ない間にどんどん変わっていくこの街(ヨコハマ)だが、こんなバイオレンス方面に発展しているとは思わなんだ。

思わず遠い目になっていると、「橘堂」というお店の前に立っていた赤い和風の女の子と目があった。

白い兎のぬいぐるみを手に持って、少々奇妙な髪型の青年と一緒にいる。可愛い。

ああ～心がぴょんぴょんするんじゃあ～^^

思わずによによしていると、女の子が驚いたように目を見開き此方に向かってきた。

えっ...何、によによしているのバレた！？

私が狼狽えているのをよそに、無言で接近してくる女の子。と、引き摺られる青年。

正直怖い。

「私は鏡花。探偵社員。政府からの依頼によって貴女を武装探偵社に連行する」

「...は！？！？」