ギャグ風味の短編集

とある大学でのお話4/5 ページ5

で、話は終わるのかと思ったら…



「次は、結婚するなら誰？でーす！」



私はびっくりした、お付き合いする人と結婚したい人って違うの！？


「これはもう前回決定したじゃん！」

「そうだっけ？」

「そう！まだまだ、決めなきゃいけないランキングたくさんあるんだから、サクサクいかないと！」


「えーでもーこづかっちの話したーい！」


こづかっち？

私達は、いっせいに小塚君をみた

小塚君はキョトンとしてる…




(サッカーのKZチームのランキングだと思ってたけど、秀明中等部ランキングなんだ…)




「はいはいはい、また今度ゆっくりね」

「満場一致で、一位は小塚君なんだから
この先いくらでも話せるわよ」

「えーん、あの癒しのオーラについて語りたいのにー」

「うんうん、わかるわかるから」

「癒されるよねー」

「うん、ホッとするよね〜」

「相談とかちゃんと聞いてくれそうだし」

「怒らなそうだしー」

「やっぱり結婚はドキドキより

優しくて、真面目が一番よねー」

「安定大事だよね〜」


「もう時間ないんだから、
その辺で終わりにしてね、
再度確認しておくけど、

1位、小塚君
2位、該当者なし
3位、上杉君

で大丈夫よね？」

(多分翼がまた、2位だったんだ…
若武は圏外…)


小塚君をみると顔が真っ赤だった…

でも確かにあたってるかも…

そっかー結婚は、ドキドキより安定なのか…覚えとこう


若武は、憮然としていた…



「ちょっと、黒木様が出てないんだけど！どうして！」


「あぁ黒王子は別枠にすることにしたじゃん」


(翼が白王子で、黒木君が黒王子なんだ…)


(別枠？)


「あー闇設定か」

「そうそう」

「比べちゃダメよねー」

「まだねー」

「今後に期待よねー」

「今のままでも素敵なのにー」

「まだだめ！」

「黒王子は、でてから勝負なの！」

「早く出てこないかなー」

「自分からは無理じゃない？」

「えーじゃあ誰かが扉こわすのー？」

「それこそ無理っぽー」

「鍵でしょ見つけるのは」

「えーだれがぁ黒王子が自分で？」

「友達でも恋人でもいいじゃん」

「あけても出てくるかなー」

「出てこなそー」

「引っ張り出す？」

「そんなことできる人いるー？」

「だから扉壊した方が早くない？」

「だからそれは無理」

「だから今後の王子の出会いに期待しようってーいう闇設定なんでしょ」

「あーあ」

(なんかよくわからないけど、黒木君すごい特別扱い？)


あと決めるのは…

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