上杉side ページ32
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「黒木ー、お前DVD割ることはなかったんじゃねーの…
俺、1人でも見たかったんだけど。」
と、若武が黒木に話しかけたら、あいつとんでもない事をいいだしやがった。
「あぁ、あれはダミーだよ。
本物は家にある。」
「なに？」
「なんでそんなこと？」
美門も不思議そうだ。
「アーヤに自発的に、クールポイントから離れて欲しかったからね。自分の意思でDVDを見ず、しかも割られたのを見れば、きっと目が醒めるよ。」
「だったら、別に本物を割っても良かったんじゃない？」
と美門。
「DVDは切り札だからさ。」
黒木の返事はよく分からねー
「切り札？」
美門が復唱する。
「なんの？」
小塚も気になるようだ。
「アーヤが、クールポイント以外の男に目を奪われた時の保険だよ。手持ちのカードは多い方がいい。」
「他の男にアーヤの心を奪われるぐらいなら、クールポイントのファンの方がまだマシだからな。」
「そう思うだろ？お前たちも。」
と、俺達を見回した。
「お前、目がマジだぜ」
と若武。
「黒木、なんか邪悪なオーラを感じるよ…」
小塚が言った。
「悪魔がいる…」
美門が呟いた…
いるな、確かに…
ったく、黒木のヤローはとんでもない事を考えつく…
こえーヤローだ。出来れば敵に回したくないもんだ。
他の奴らもきっと俺と同じ事を考えているはずだ…
シーンとしたところで、
黒木の笑い声がする。
全く意味がわからない。
「俺たち、揃いも揃って自意識過剰だな。アーヤが恋したら、クールポイントなんて目にも入らないかもしれないぜ。」
「まっ、その時になってみなきゃ、効果の程はわからないからな。あくまでも保険だ保険。」
「気は抜くなよ。」
最後の言葉が、やけにマジに聞こえた。
やっぱり、お前こえーよ…
同意するけどさ。
〜おしまい〜
これで本当に本当に完結です。
ここまできて、気がつきました…
高宮さんのアドバイスとは？一体どこへ…(笑
いつものとおりスルーでお願いします(汗
最後まで読んで頂き、ありがとうございました！
終わり
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未麗 - とても面白かったです。アーヤがファンになるほどのかっこいいクールポイントの姿、見てみたかったです‼ (2022年3月29日 11時) (
レス) @page32 id: 1aa17b468f (このIDを非表示/違反報告)
悠衣 - すごく面白かったです。とある大学の話の、ランキングすごく納得です(´∀｀)これからも楽しみにしています！ (2018年2月9日 23時) (レス) id: 791c763ac8 (このIDを非表示/違反報告)
coron(プロフ) - うふふ(#^.^#)ありがとうございます！ (2017年12月18日 1時) (レス) id: 976391cc55 (このIDを非表示/違反報告)
音子(プロフ) - アーヤ可愛いですw裕樹さんも楽しい人ですね！笑笑 (2017年12月18日 1時) (レス) id: e291775004 (このIDを非表示/違反報告)
coron(プロフ) - 笑っていただいて光栄です！ありがとうございます！ (2017年11月30日 20時) (レス) id: 976391cc55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：coron | 作成日時：2017年9月30日 0時
