検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:56,372 hit

エピローグのエピローグ? ページ30

.



我が家で私の秘密がバレてしまった後の初めての集合。
恐る恐るドアを開けると、やっぱり全員もう揃ってる。


そして私が部屋に入るやいなや、

「アーヤ俺たちのファンだったんだな!」と若武がキラキラした目で私を見る。


「どんな所が好きなのか、アーヤの口から直接聞きたいな」
と黒木君。


「ねぇアーヤ教えてよ」
翼がアルカイックスマイルで微笑む。


若武も今度は
「"Omi様"ってアーヤ言ってくれよ、俺聞きたい!」


なんて続け様にいわれて…





「みんな酷い!」

私はそう言った後、思わず泣きそうになってしまって、俯いた。
だって必死に私がクールポイントを忘れようとしているのに、みんなでからかうんだもの…

上杉君と小塚君はなにも言わなかったけれど…笑って3人を止めようとはしてくれないし…


そしたら黒木君が、

「ごめん、ごめんいじめすぎた。でもアーヤがファンになってくれて、俺達とても嬉しいんだよ。」

なんていいだした。


嬉しい?


翼がいう。
「あの時の練習は、本当ハードだったからさ、アーヤにその苦労を認めてもらえて、たった1人のファンでも、それだけで、俺たち凄く報われたんだ。」


若武も
「そうだぞ!アーヤ、俺が代表して言うぞ!ファンになってくれてありがとうな!」


その言葉に顔を上げると、そこにはみんなの優しい笑顔があった。


アイドルじゃない、普通の男の子。


そうだ、これが私の大切な友達。


やっと、元に戻れそうな気持ちになった。


なのに…

*→←エピローグ 2/2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
24人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

未麗 - とても面白かったです。アーヤがファンになるほどのかっこいいクールポイントの姿、見てみたかったです‼ (2022年3月29日 11時) (レス) @page32 id: 1aa17b468f (このIDを非表示/違反報告)
悠衣 - すごく面白かったです。とある大学の話の、ランキングすごく納得です(´∀`)これからも楽しみにしています! (2018年2月9日 23時) (レス) id: 791c763ac8 (このIDを非表示/違反報告)
coron(プロフ) - うふふ(#^.^#)ありがとうございます! (2017年12月18日 1時) (レス) id: 976391cc55 (このIDを非表示/違反報告)
音子(プロフ) - アーヤ可愛いですw裕樹さんも楽しい人ですね!笑笑 (2017年12月18日 1時) (レス) id: e291775004 (このIDを非表示/違反報告)
coron(プロフ) - 笑っていただいて光栄です!ありがとうございます! (2017年11月30日 20時) (レス) id: 976391cc55 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:coron | 作成日時:2017年9月30日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。