【進撃】あなたと出会った瞬間に【エレン編】 (ページ4)

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１６【訓練兵入会式】ページ4

私たちは

訓練兵入会式を行っていた。

最初はアルミンがターゲットだった。

「貴様は何者だ！」

とキース教官が聞いていた。

「シガンシナ区出身、アルミン・アルレルトです」

「バカみてえな名前だな。親がつけたのか？」

「父がつけてくれました！」

「何しにここに来た？」

こんな風に聞かれるのだから

私はそわそわしてしまった。

そう、ここに20代の人なんて

いやしないのだから。

それしてもなぜエレンは呼ばれないのか

疑問ではあったが……。

待っていると私の番になった。

「貴様は何者だ！」

「エルミハ区出身、A・アドラーです」

「エ、エルミハ区から来たのか……何しにここに来た！」

私は少し考えた。

そしてあの開拓地時代の時を思い出した。

「人々を救い、人類の自由を取り戻すためです」

自由を取り戻さないと

私と一緒に仕事をしていた人たちが

可哀想だ。

死んでしまった彼らに報いをくださないと！

私はキース教官の方をじっと見ていたが

何も言われなかった。

ほとんどの人が私を見ていた。

そりゃそうだろう。

真ん中の区のエルミハ区からくるやつなんて

いるわけないだろうから。