君の香りで僕らは息をする(3)（SN） (ページ9)

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お呼び出しページ9

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ある日、滝沢くんにSnowManが呼ばれた。

場所はジャニーさんの病室。

何を言われるんだろう。

病院の前にSixTONESもいた。

｢今日、スノストが呼ばれてるの？｣

(阿部)『うん、そうみたいだね。

用件知ってる？』

｢全く。何もわかんない。｣

検討すらつかない。

病室に呼ばれて聞いた驚きの言葉。

【同時デビュー】

ずっと叶えたかった願いがいざ叶いましたって、

実感もない。

それに、デビューしたいとは確かに思ってたよ。

けど、私はデビューしていいの？

今この状況でデビューできるの？

｢私は、デビューしていいんでしょうか。｣

夜になって滝沢くんに連絡をした。

レッスン中も頭から離れなくて、今日やった事覚えてるかどうか危うい。

(滝沢)『どういう意味？』

｢デビューする価値のある人間でしょうか。｣

(滝沢)『なに笑 SnowManに不満でもあるの？』

｢不満があるとしたら自分自身です。｣

なにもかもうやむやの状態でデビューできるのか。

今度こそ、あいつが黙ってない。

(滝沢)『いいんじゃない？』

｢え。｣

(滝沢)『きっとSnowManは、何があっても守ろうとしてくれるし、

どこにいても飛んできてくれるよ。心配すんな。』

そういう意味じゃないのに、と思いつつ、

なぜかその言葉がストンと落ちた。