君の香りで僕らは息をする(3)（SN） (ページ10)

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あの日のことページ10

(深澤side)

(岩本)『あ、そういえば。』

(阿部)『うん？』

(岩本)『Aに一応聞いてみたんだけどさ、

俺らは知らない方が幸せなんだってさ。』

(向井)『なんやそれ…』

(岩本)『だろうとは思ったけどね。

俺らのこと信頼してないとか、そういうわけじゃなくて

ほんとに知らない方がいいのかもしれない。』

｢んー、むずくね？笑｣

Aだけ別仕事で居ない楽屋で話す。

ほんとマジで何考えてんのかわかんねーし、

どこまで踏み込むべきなのかわかんねーし。

今更Aのわからないことがたくさん出てきた。

(佐久間)『それに加えてあいつ割とケロッとした顔するからなー

もっとむずいよな笑』

(宮舘)『でも表情の変化は前よりも多くなったよ。

俺はそれが結構嬉しい。』

加入の話が出た当初Aに垣間見えた闇。

あの時は収まったと思ってたけど、

最近だんだん大きくなってるような気がする。

まぁ、気がするだけで、自信はないし根拠もない。

でも、

｢なんかあったらじゃ遅いけど、

もし何かが起こってしまった時、

きっとこれからのSnowManにも関わってくるから、

俺らが全力で助けようぜ。｣

(ラウール)『何かが起こる前に止めましょう。』

(目黒)『いつも通りだけど、いつもより注意深くって感じで。』

目黒の言う通り。

些細なことも気づいてこう。

物理的にも精神的にも、支えてあげよう。