検索窓
今日:21 hit、昨日:1 hit、合計:210,143 hit

47 ページ47

健ちゃんよりもボーカルの方が好き



なーんて……。



「やってもうたなぁ。」



シャワー浴びながら落ち込んでるあたし。



後から謝ろうかな…。



それにしても、

ええとこ住んでんねんな…



お風呂も洗面所も

綺麗に掃除されてるし…。



まるで彼女おるみたいやけど。



歯ブラシも1本しかないし、


それに臣ちゃんもああ言うてたし。



心配することないんやろうけど…。



「あかん。」



このまま1人でおったら

考え込みすぎて死にそうや。





あ、タオル忘れた。



「健ちゃ〜〜ん!!タオル〜〜〜!!」



健「はいはい。ちょっと待ってな〜。」




あ、怒ってへん。


「よかった〜。」



扉の一枚の向こうで、

ドアが開く音がした。



健「うわっ…ここおいとくで。」


え、なに?



「ありがとう!」




そのまま歩いてこうとするから。




「あの!!……さっきはごめん。」



健「……なんのこと?」



絶対分かってるやん。



「本当はな、

健ちゃんのほうが……好きやで?」



健「…やっぱりなぁ〜!!わかってたで〜。」




急に機嫌良くなってるし…w


単純やなぁ。



健「A、黒なぁ〜。

お前も大人になったんやな〜。


でも、こんなに無防備に

おいといたらあかんで。」



って、出て行ってしまった。

48→←46 健二郎side



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (112 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
378人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:樹莉 | 作成日時:2016年6月14日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。