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健ちゃんよりもボーカルの方が好き
なーんて……。
「やってもうたなぁ。」
シャワー浴びながら落ち込んでるあたし。
後から謝ろうかな…。
それにしても、
ええとこ住んでんねんな…
お風呂も洗面所も
綺麗に掃除されてるし…。
まるで彼女おるみたいやけど。
歯ブラシも1本しかないし、
それに臣ちゃんもああ言うてたし。
心配することないんやろうけど…。
「あかん。」
このまま1人でおったら
考え込みすぎて死にそうや。
あ、タオル忘れた。
「健ちゃ〜〜ん!!タオル〜〜〜!!」
健「はいはい。ちょっと待ってな〜。」
あ、怒ってへん。
「よかった〜。」
扉の一枚の向こうで、
ドアが開く音がした。
健「うわっ…ここおいとくで。」
え、なに?
「ありがとう!」
そのまま歩いてこうとするから。
「あの!!……さっきはごめん。」
健「……なんのこと?」
絶対分かってるやん。
「本当はな、
健ちゃんのほうが……好きやで?」
健「…やっぱりなぁ〜!!わかってたで〜。」
急に機嫌良くなってるし…w
単純やなぁ。
健「A、黒なぁ〜。
お前も大人になったんやな〜。
でも、こんなに無防備に
おいといたらあかんで。」
って、出て行ってしまった。
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作者名:樹莉 | 作成日時:2016年6月14日 1時