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私が18歳の頃、健ちゃんは上京した。


その頃から全然会えへん。
たまに帰ってきても予定合わんし。



私はそこそこ良い大学に進学した。


健ちゃんが上京して、オーディション受かって
三代目のメンバーになってから、
私は東京の商社に就職出来るように
がむしゃらに勉強した。



健ちゃんが上京して、夢叶えて
全然会えへんようになったこの時間に、


妹、幼馴染


なんて思わせんくらい大人の女になりたくて



私を見て健ちゃんが赤面したあの日から
さらに自分磨きを頑張った。



次会ったときには、
健ちゃんを惚れさせるくらいになりたかったから。



おかげさまで、胸も成長したし
化粧だって小学生の頃、お姉ちゃんに教わったから
もう慣れっこやし。



そのせいで?
大学でもいろんな人に告白されたけど
全部断った。



大学卒業して、就職して。


半年とちょっとの研修を経て、


そうやな〜


三代目で言うたら
もう少しで冬物語が発売される頃、
私は念願やった東京に異動が決まった。

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作者名:樹莉 | 作成日時:2016年6月14日 1時

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