不死川邸 ページ19
不「ここがお前の寝床だ。明日朝4時に起きて素振り10000回、腕立て伏せ10000回。そのあとお前がどのくらい強いのか見るからな」
『はい!』
不死川邸はとても広く、ここに不死川さん1人で住んでいる。毎日家政婦さんが4、5人来る程度だ。来客は主に柱の皆様。
あの時泊まらせていただいた時は宇髄さんが来たっけ。
『はぁ………。師匠、大丈夫かな』
今何してるのかな。師匠に思いを馳せる。会いたい。会いたいよ、師匠。早く強くなって、師匠みたいに強くなるんだ。
『よし、1週間頑張りますか!』
明日は朝4時起き。大したことない。4時起きはいつもやっていること。不死川さんは第2の師匠だ。
『あ、不死川さんのことなんて呼べば良いんだろう。師匠?不死川さん?んーーー』
悩む。と、そこに。
不「お前、嫌いなものあるか」
『うわぁっ!って、不死川さん!』
急に音もなく襖を開けた不死川さん。ビックリした。
『嫌いなものは、特にないです。かぼちゃの味噌汁好きです!』
不「そうか」
『あの!不死川さんのこと、なんて呼べば良いですか?』
不「なんとでも呼べェ」
バタン、と音をたてて閉める。不死川さんじゃ呼びにくいし。師匠だったら師匠と重なるし。うーーーん。
『………ん、』
いつの間にか寝ていたらしい。気付けば辺りは夕闇に染まっていた。白米を炊くいい匂いがする。
師匠は今頃任務だろうか。大丈夫かな。そう言えばさっき炭次郎達と会った。その時に一緒に任務をするのが師匠だって言ってたっけ。
良いな、師匠と任務か。
不「おィ、飯だ」
『あ、はい!』
不死川さんが呼びに来た。居間に行くと、2人分の食事が並べられていた。
『え、これ不死川さんが?』
不「まぁな。食え」
『すみません!本当なら私が作るのに……』
不「煉獄からお前は料理が苦手と聞いているからな。飯の準備は俺がやる」
師匠、余計なことを!(泣)
そのあとはお風呂に入って寝床に着いた。
明日から稽古だ。もっともっと、強くなるために。
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melody(プロフ) - 読まさせてもらいました。最近になって鬼滅にどっぷりハマり、この小説にたどり着きました。泣けました。また楽しみにしてます! (2022年2月3日 21時) (レス) @page44 id: 648912d438 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - A・O・Iさん» ありがとうございます!外伝楽しみにしててください! (2020年11月26日 19時) (レス) id: 59276ba5d1 (このIDを非表示/違反報告)
A・O・I(プロフ) - まさかの結果でした…!でも、すごく感動しましたので、外伝楽しみにしてます! (2020年11月26日 19時) (レス) id: 169be6aa08 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 分かりました。残念です。 (2020年11月12日 10時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - シルバーウルフさん» すみません。この前の合作の話、私には向いてないな、と思って辞退させていただきます。ホントにすみません。 (2020年11月12日 7時) (レス) id: edbecdde53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななこ | 作成日時:2020年11月10日 20時