ファン公認の山田くんの幼馴染み。PART2《HJ》《R.Y》

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涼介「結婚、かぁ………」


ポポロを買ったその日の夜。俺は病室のベッドで考え事をしていた。それは今日のポポロのHey!Say!JUMPのコーナーのテーマ。


そのテーマは”結婚“だった。


”おおきくなったら僕達けっこんしよ？“


”うん！良いよ！“


子供の頃……、幼稚園の年少さんくらいの頃、俺とAはそう約束した。子供時代のあるあるの口約束だけど、俺は今でもはっきりと覚えてる。


多分、……、いや、その時から俺は、Aのことが好きだったのかもしれない。我ながらマセたガキだったな、と思い出し笑い。Aは覚えていないかもしれない。



でも約束したんだ。


ずっと一緒に居るって。


Aがアメリカに行って、離れ離れになった、


悲しくて辛くて……、それでも仕事があるから行かなきゃいけなくて。心にぽっかり穴が空いたような……そんな感じだった。俺にとってAは、命よりも大切で大好きな存在。


涼介「帰ってきたら、言いたいことあったのに……」


病気になるなんて。情けない。Aがアメリカから帰ってきたら、言いたいことが山ほどあった。


俺とずっと一緒にいて。



俺の側にいて。



もう離れないで。



今は、言わない方が良かったかもしれないと思う様になった。


自分でも思わなかった。



Aへの愛が、こんなにも重いなんて。知られたら絶対引くだろうな。



まさか



まさかあいつが



涼介「A！！！A！しっかりしろ！！！！」



あんなことになるなんて



「アンタなんか、死んじゃえば良いのよ！！！！！」



この時の俺は



知る由もなかったーーー。

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