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キーンコーンカーンコーン……
『男子バレーボール部のマネージャー、やってみない？』
「すみません。運動系のマネージャーはちょっと……」
『そう。……ありがとう』
女の子達の後ろ姿をため息を吐きながら見つめる。今の子達で５連敗。なかなか見つからない。と、４組と５組を中心に探してる潔子と目があった。
『潔子、見つかった？』
潔「全然ダメ。４連敗。Aは？」
『私もダメ。５連敗だよ』
２人でため息を吐く。やっぱり嫌なのかな。運動系のマネージャーは。“汗臭い”“男臭い”それでいて休日や長期休みは部活で削られ、遊びにも行けない。
日「清水先輩！神崎先輩！」
『日向君！』
日「他のクラスのまだ部活やってない奴探してみました！」
潔『「ありがとう……！」』
日向君から紙を受け取り、頷きあう私達。この子達を中心に聞いていけば、マネージャーやってみたい子が見つかるかも知れない。
『ありがとう、日向君』
日「ハイ！！イイエ！！」
『どっち(笑)』
日「あ、あの〜……マネージャーの仕事、やっぱり２人だと大変なんですよね？１年でやれること手伝いますけど……」
『………私達３年は次の大会が終われば居なくなる』
潔「強くなる皆を見てーー来年とか再来年の事、改めて考えたんだ。私達も自分の仕事やっておかなくちゃ」
『潔子……』
ーー清水さん。一緒にバレーボール部のマネージャーやらない？ーー
私は潔子に声を掛けたあの日の事を思い出した。あの後日向君と別れ、私達は３年生の階へと戻った。
『私さ、あの時まさか潔子がマネージャーやるなんて思わなかった』
潔「そう？」
『うん。真面目な子だな、って言うのが潔子に対する第一印象だったからさ』
潔「あはは。澤村もそう言ってた」
潔子と話しながら階段を登る。ふ、と潔子が立ち止まった。
潔「A、最近大丈夫？」
『え、何が？』
潔「……、澤村のこと。あと、菅原」
『………。潔子にはお見通しだな。大丈夫だよ』
潔「そう。でも、あまり無理しないで。Aは何でも一人で抱え込むから」
『うん。ありがとう。ダメになったら、その時はお願いします』
潔「任せて」
頼もしいな。良い友人を持ったな。潔子と教室の前で別れ、私は自分の席に着いた。大地と孝支は席に居なかった。
私は２人が戻ってくるまで、机に突っ伏していた。
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麦茶(プロフ) - 烏野側にいますよ 青葉城西側には沢山の応援の人がいました (2021年5月4日 6時) (
レス) id: 39efbca927 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 烏野側ですね。 (2021年3月7日 11時) (レス) id: 55b8ad3b21 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - りおん。さん» コメントありがとうございます！読者の方に少しでも多く読んでいただきたいので、一日２、３話は更新しようと思ってます！ (2021年3月6日 21時) (レス) id: 16dfd1745e (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - 続々編おめでとうございます！いつもたのしく読ませてもらってます。更新頻度が高くてちょっぴり嬉しいです^^* (2021年3月6日 20時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななこ
| 作成日時：2021年3月6日 17時
