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「永吉ィ！１０番止めろォ！！」
日向君と影山君の速攻が決まり、森然高校に勝利した。
澤「９セット目にしてやっと初勝利か……初の罰無しだな」
『お疲れ様』
西「ハラ減ったー！」
帰って来たみんなにドリンクを渡していく。大地と手が当たった。その拍子にドリンクが落ちてしまう。
『あっ、ごめ………！！』
澤「いや。こっちこそ。すまん。大丈夫か？」
『う、うん………』
どうしよう。気まずい。こんなんじゃいけないのに。こんな気持ちで遠征に来た訳じゃないのに。強くなる為に来たのに。
『ﾎﾞｿｯ……こんなんじゃ、ダメだな……』
菅「ん？何が？」
『あっ、ううん！何でもない！』
はい、と言って孝支にドリンクを渡す。横のコートでは音駒と生川高校が試合をしていた。すると、ＧＷ合宿の練習試合の時に居なかった音駒の１１番が目に付いた。
『(鞭みたいな、スイング)』
旭「すっげ………」
菅「あの１１番。パッと見猫背だから分かりにくいけど、大分デカいよな……」
『１９０はあるんじゃない？』
旭「手足長ぇ〜」
菅「何モンなんだアイツ………」
あの１１番。今後強敵なるかもね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜「Aちゃん」
『夜久君！それに海君！』
久しぶり、と話しかけてきたのは、夜久君と海君だ。変わらない２人に私は安心した。２人と並び、部屋まで戻る。
『音駒は結果どうだったの？』
夜「ベスト８まで行った」
『凄いじゃない！』
海「でもね。勝ち残らなきゃ意味が無い。烏野と対戦するには」
『そうだよね………』
そうだ。全国に行くには勝ち残らないと行けない。今日の日向君と影山君の速攻だって、後半もう付いて来られてた。
伊達工も。青葉城西も。
やっぱり、あの速攻も強い相手にはいつまでも通用しないんだ。
澤「A」
『………、大地』
２人と話してると、大地がやって来た。
夜「んじゃ、俺らこっちだから」
海「またね、Aさん」
『あ、うん………』
離れていく２人に手を振る。その場には私と大地だけの２人きりになった。気まずい。今まで普通だったのに。“あの日”のことを思い出して気まずくなる。
澤「………、あのさ」
『ごめん！潔子に呼ばれてて………っ！！』
そう言い、大地の側を離れる。
大地が何か言いたそうな顔をしていた。
嫌だな、こんな私。
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麦茶(プロフ) - 烏野側にいますよ 青葉城西側には沢山の応援の人がいました (2021年5月4日 6時) (
レス) id: 39efbca927 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 烏野側ですね。 (2021年3月7日 11時) (レス) id: 55b8ad3b21 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - りおん。さん» コメントありがとうございます！読者の方に少しでも多く読んでいただきたいので、一日２、３話は更新しようと思ってます！ (2021年3月6日 21時) (レス) id: 16dfd1745e (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - 続々編おめでとうございます！いつもたのしく読ませてもらってます。更新頻度が高くてちょっぴり嬉しいです^^* (2021年3月6日 20時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななこ
| 作成日時：2021年3月6日 17時
