阿吽の夫婦�機〆能�話 ページ40
『じゃあ行って来るね』
潔「行ってらっしゃい」
５月３日。今日は合宿２日目。私は夕飯の買い出しに行く。潔子はマネージャー業に集中。大地が「着いて行こうか」と言ってくれたけど、私はそれを断った。
『………、』
私は考えていたのだ。公式試合でのベンチマネージャーは１人。烏野は２人居るから、どっちかが控えに回らないといけない。
私も近くでみんなを支えたい。
大地のそばに居たい。
でも、私はーーー。
？「お嬢さん、落としましたよ」
『え、あ、……ありがとう』
考え事をしていると、後ろから声をかけられた。どうやらハンカチを落としたらしい。黒い髪に身長が高い男の子。本当に高い。大地よりも高いんじゃないの？
………真っ赤なジャージ。この辺では見たことない。
？「考え事？」
『あ、うん。そんな感じ………』
？「へぇー。俺、黒尾鉄朗。３年」
『私、神崎A。私も３年生。ハンカチありがとう、黒尾君』
どういたしまして、とニッコリ笑う黒尾君。
『ジャージって事は、運動部？』
黒「そ。バレー部に入ってんだ」
『そうなんだ！私もバレー部のマネージャーやってるの！』
黒「へぇーっ！マジか！」
その後、黒尾君と意気投合し、夕飯の買い出しも手伝ってもらった。
『ごめんね、手伝ってもらっちゃって』
黒「良いってことよ！あ、そだ！連絡先交換しね？」
『うん！良いよ！』
そう言い、私たちはラインの交換をした。
『黒尾君はなんであそこに？』
黒「あー、ダチが迷子になってて探してた。宮城来るの始めてなんだ」
『そーなの？』
そう話す黒尾君はなんだか嬉しそうだった。しばらく２人で歩く。
黒「お、いたいた。ーー研磨！」
研磨………？って、あの子！
『日向君！？』
日「あ、Aさん！！」
？「クロだ。またね、翔陽」
黒「じゃあ、またな、Aちゃん」
『あ、うん……』
日「………またね？」
去って行く２人の後ろ姿を見つめる。
”また“って………どう言う………。
『って、日向君ロードワーク中でしょ！？』
日「あっ、やべ！！」
ピューッとその場から走り去る日向君。私も合宿所に向かって歩き出した。
まさか、この黒尾君との出会いが
私にとって忘れられない出来事になるなんて
この時はまだ、知らない。
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K2AYEのE - え、、すごい、ハイキューの方とつながってたの、、めっちゃびっくりしました (2021年4月24日 19時) (
レス) id: 64517bd580 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 舞香さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2021年2月13日 22時) (レス) id: a10711b858 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - 2人の距離感めっちゃ好きです！応援してます！！ (2021年2月13日 21時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななこ
| 作成日時：2021年2月6日 21時
