ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

441:カルシウム不足な来訪者 ページ41

A side






マスタードは、どうやら意識が戻ったようだ。



『..あ、おはようございますマスタードさん、
トマトスープ美味しかったですよ。』




エッジ「...遅い！
普段からたるんどる証拠だ、とっとと起きろ！」




マスタード「...お前等、
気絶してた俺に辛辣すぎじゃね?」



『...気のせいですよ、

あ、そうそう明日の予定を話してたんです。』



マスタード「ぁあ？明日の予定って何だ。」ﾉｿﾉｿ



マスタードはエッジに殴られた頭をさすりながら、
テーブルに腰掛けた。

エッジは
マスタードが腰掛ける前にキッチンに向かい、
トマトスープを温め直している。
...きっと普段からこうなんだろうな、
エッジ手際がいいし。


『それなんですけど実は..』



＊＊＊「へへ、よう寝坊助？」ﾆﾔﾆﾔ



マスタード「!?ぁあ"?
何でお前がここにいんだよ!?」




マスタードは思いの外驚いている。
まぁ驚くのも無理もないだろう、

だってエッジも居るのに余裕綽々と、
マスタードを見てニヤついているのは

他でもない狼一族のアックスだったのだから。




アックス「へ、起き抜けから
ギャーギャーうるせぇ奴だな、
俺だってこんなキナ臭い所来たくねぇよ、
阿保兄貴に頼まれて仕方なく来たんだ。」




マスタード「...テメェ、
調子に乗んなよ犬っコロが」ﾋﾟｷｯ




エッジ「やめんか馬鹿者!
...コイツは今日は客人として来ている、
Aを招待する為にな。」


マスタード「...は？」


『...狼一族のお家にお茶に誘われたんですよ。』



アックス「俺は正直反対だけどな。
ニンゲンと馴れ合うなんて冗談じゃねぇ、
狩る側と狩られる側が仲良くしようなんて
本末転倒じゃねぇか。」ﾋﾗﾋﾗ



『....アックスさんの仰りようも
もっともです。』


私がアックスの立場なら
やはり止めるだろうし反対もするだろう。


マスタード「he、んなら茶会なんて無しだな、
危険すぎるだろ。」



『...それが』


アックス「言っとくが茶会は決定事項だ、
覆すのは許さねぇ」ｸﾞｲｯ

『...ｯ』


アックスはそう言うと
私の腕を痛い位鷲掴みにしてくる。


マスタード「おい、
気安く触んじゃねぇよ、 コロ すぞ。」ｷﾞﾛｯ


マスタードが睨み付けても、
アックスが動揺する様子は無い。


アックス「仕方ねぇだろ。
何でか知らねぇが、
フウも兄貴もコイツを所望なんだよ!!」ｲﾗｲﾗ



...アックス君は随分と短気だな、


カルシウム不足なのか...??

442:容赦のない子→←440:室内バトル寸前

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す