ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

449:免疫無いと色々大変 ページ49

A side







マスタードは、
それはもう綺麗な土下座を決めている。


...うん、あれだよな。

お兄ちゃんとして弟を叱ろうとしたんだよな?

物凄く分かるよマスタード、
私も弟の部屋掃除しててさ、
アレレな本が出てきた時は
それはもう大乱闘だった...




エッジ「.....もういい、
Aを連れて先に朝食を取っててくれ。
後から我輩も行く」



マスタード「?お、おう..分かった。」ｷｮﾄﾝ



...何と、エッジが怒りもしなかったぞ。

これだけマスタードが先走って怒った後なのに？

これには
さすがのマスタードもキョトンとしている。

だが、当のエッジは後ろを向いていて、
顔色を伺い知る事は出来そうもない。


マスタード「んじゃあ先に飯にするぞ、
早くしねぇとあの斧野郎が来ちまうからな。」


『はい、ではエッジさんお先に行ってますね。』


エッジ「....あぁ」



先程からどうしたんだろうか、
エッジは頑なに此方を向こうとしない。

少し顔色を見ようとしたが
何故かマスタードに止められた。
そのまま強引に促されて、

私は部屋を後にする。



『マスタードさん、
エッジさんやはり怒ってるんですかね?』


マスタード「...今はそっとしといてやろう。」
ﾎﾟﾝｯ


『...え？』



マスタード「おっとそうだ、
ちなみに今日の朝飯はな、
クロックムッシュだぜ!スゲェだろ?」ﾆﾔｯ


『おお！私好きですよクロックムッシュ!』


マスタード「he、そいつあ良かったな?」



私はその後、
浴室で着替えながら
美味しい朝御飯を想像してウキウキした。



...昔から好きなんだよなぁクロックムッシュー

家ではどうやってもお店の味にならなくて、
食べたくなると良く朝から通った。


私は着替えを済ませるとリビングに向かい、

準備をしていたマスタードを手伝った。


『...あ、そう言えばマスタードさん、
手の傷なんですが大分良くなりましたよ。』ﾋﾗﾋﾗ



マスタード「he、
治りが遅かったのはやっぱ魔力の低下が原因だな。
俺の魔力は一級品だから当然だろ。」ﾆﾔｯ



『...血が止まったのは有難いですが、
もう止めて下さいね。
あれ物凄く痛いんですから』



マスタード「まあ、お前が怪我しなけりゃな？」
ニヤリ



『...oh....』



マスタード「ほら、とっとと食っちまえ。」ｽｯ




『....イタダキマス...』



もう怪我しないようにしなければ....!!


私は美味しいクロックムッシュを齧りながら
ソッと決意を新たにした。

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