ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

437:兄弟の小競り合い ページ37

A side






.....何かリビングでギャーギャーと

......言い合う声が聞こえる...





...まぁいっか。


あぁ、



やっぱシャワーはいいなぁ、


体に染み付いた疲れが
お湯に流されて落ちていくぅ





『....はぁしかし、

私、こんな呑気にしていていいんだろうか。』




いや、
とにかく今はこの、ニンゲンには過酷な世界で
生き残る事に集中しよう。

そうしていれば、いずれ活路は開ける。


私はそう思い切り、シャワーを止めて扉を開けた。





脱衣所に入ると、

見覚えのない白いフワフワのパジャマが

私の服のあった場所に置かれていた。


.....????



これ、着ていいやつ？



試しに手にとって広げて見ると、
明らかに子供用サイズのパジャマだった。

全く気が付かなかった...


見渡しても私の服は無いし、
ここは有り難くお借りしよう。



....あ、これモコモコで気持ちいいやつだ！




ーーーーーガチャッーーーーー







マスタード「hehe!
あぁ、俺ならそうなったらこう言うね、
〔俺がお前を逃がすわけねぇだろ〕ってな！」ﾋﾞｼｯ


エッジ「ふん！生ぬるい。
我輩なら〔貴様はもう我輩の檻の中だ、
諦めて降伏するがいい〕と言うな。
どうだこっちの方がカッコいいだろう!」ﾋﾞｼｯ



マスタード「イヤイヤ、
俺の言い回しの方が
色々と恐怖を掻き立ててだな..」




.....この二人は何しとんだ...

まぁ楽しそうだからいいけど。



...兄弟のこう言うの、何かいいよね。




『お二人共、何を話してたんですか？』



エッジ「お、出たか...

フム、やはり白が似合うな。」納得



マスタード「...おお、何かお前ウサギみてぇ」ﾆﾔｯ



『...狩らないで下さいね』引


マスタード「ぁあ？どうすっかなぁ、」ﾆﾔﾆﾔ


エッジ「では、次は我輩が行くとするか。」ｻｯ




そう言って、
エッジはタオル片手に浴室に入って行った。




『それで、さっきは何の話をしていたんですか？』



マスタード「ん？あぁ、
俺とパピルスのどっちがカッコよく
〔決め台詞〕を言えるか勝負してた」


『それ子供がよくやるやーつ。』



普段エッジは厳格な性格だけど、
こう言う子供っぽい所は変わってないんだな。



マスタード「アイツが俺の決め台詞を
台無しにしてくれたんでな。
じゃあ勝負しようって話になったんだよ。」




『.....平和だなここだけ...』



家の外が混沌とは思えないほっこりワールド



てか、マスタード...何か変わった..?

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