ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

430:緑色の鳥は解放された ページ30

A side






私は、
聞こえてはならない声の主から遠ざかるように、

ジリジリと扉から離れた。



イヌッス「あ！お疲れ様ッス隊長!!」ﾋﾞｼｯ


イヌッサ「お疲れ様です!
ニンゲンをお探しのようですが、
ここにはおりませんよ。
夫と探しましたが何処にも居ませんでした。」ﾋﾞｼｯ


緑色の鳥「あぁぁぁぁぁ助かっだ...」パタリｯ



グリルビー「....」
(エッジのヤツ、
何故ここで騒ぎを起こすようなマネをする、
Aに何かあったらどうするんだ)



マスタード「...な、なあボス?
犬のコイツ等が居ないってんだから
間違いねぇだろ、勘違いだって！」


エッジ「貴様はその金歯をしまって黙っていろ」圧



マスタード「はい」



.....大分離れたから聞こえずらいけど、
マスタードは外に出た所でエッジと鉢合わせしてしまったのだろう。


だって
怒られた犬みたいにシュンッってなってるのが
見えなくても分かるからね!!!


でも、まだ私がここに居るとは言ってないらしい。

バレたら私まで怒られるヤツだし、
何で外に出たのかと
問いただされたら厄介だ...



エッジ「...グリルビー、
本当にここにニンゲンは居ないのか？」



グリルビー「....」ｺｸｯ



マフェット「おかしいのよねぇ、
うちの子供達が間違えるとも思えないんだけど。」




...マフェットちゃんお願いだから
余計な事言わないでぇ!!!







エッジ「....フム、グリルビー、
キッチンの方に隠れている可能性もある。
改めさせてもらうぞ。」ｽﾀｽﾀ


グリルビー「!?」ｷﾞｮｯ


マスタード「..あ、おいボス!?」




『っ!?』ﾋﾞｸｯ




まずいまずい!!!



ど、何処かに隠れないと
マスタードもろとも消し炭になるぞ!?


私は焦って厨房内を見渡した。

隠れられそうな所を探していると、
ふと室内の端に更衣室のような場所があるのに
気がつき、
そこにあったロッカーまで急いで近づいた。

中を開けると、
そこにはグリルビーが良く着ていると思われる
エプロンやシャツ等が入っている。



ここなら入れそうだ!



『...迷ってる時間はないな..』ｶﾞﾀｯ



私はロッカーを開けて中に入りこみ、
急いで扉を閉めた。



ーーーーーガチャｯーーーーー





コツコツコツ




『.....』




...誰も居ませんからお帰り下さいー




エッジ「...よかろう、
我輩とかくれんぼをするつもりなのだな?
ニンゲンの小娘。」ﾆﾔﾘ








...ああ!!!
もう私だと確信してらっしゃるぅぅう!!!!

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