ﾀﾋを覚悟したのに、何故かサンズさん達はモブを守ろうとする。<8>【 Undertale】

364:馬鹿馬鹿しい話 ページ14

A side





『...成る程、悪夢には無理なんですね。』



悪夢の空間はとにかく居心地が悪かった。

あの時は酷く動揺して、
冷静に判断出来なかったけど、

悪夢の女の人が消した訳じゃないなら、
別の何かが原因か

〔他の誰か〕が消したって事になる。


....ただなぁ



仮に悪夢以外の誰かが消したとして、

...わざわざ彼の名前だけを消す必要が

どこにあるんだろうか..?



....んー、悪夢だったら私の体を乗っ取る為に、

陥れようとしてやった理由も分かるんだけど。


ピンポイントに名前だけ消すってのもある意味
難易度高くない?





ナイトメア「...まぁ深く考えねぇこったな。

お前の言うニンゲンの常識なんてものは、
この世界じゃ通用しねぇ、
振り回されんのが落ちだ。」




『.....確かに。
うん、そしたら深く考えるの止めときます。』



ナイトメア「その異様に
サラッとした性格キライじゃないぜ。」



『思考は好きですけど、
物事を整理するのは苦手なんです。』



ナイトメア「それただの暇人じゃねぇか」



『フフッあーー、
そう言われればそうですね。』ﾆｺｯ




...何か、ナイトメアと話していると、

私の心配を事もなさげに吐き捨てられて、

思い悩んでいた事が馬鹿馬鹿しくなってくる。




ナイトメア「HEHE、

実際、馬鹿馬鹿しい悩みだろうが?」ﾆﾔﾘ




『一刀両断ですね帝王様、

そう言う所、私もキライじゃないです。』




ナイトメア「......そうかよ」ﾌﾞﾝｯ




＊＊＊「ち...ちょっと！
二人きりで何してんの！？」



『え?ああドリームさん、何故ここに？』




ドリーム「イヤイヤそれはこっちの台詞だよ！

何で兄弟とDreamtaleに!?」




ナイトメア「...ようドリーム!
最近は随分と忙しいみたいだなぁ?
俺の動向を探る回数が減ってくれて
助かってんだぜ？」ﾆﾔﾘ



ドリーム「Aちゃんから離れて！」ｸﾞｯ




ドリームは突然ナイトメアに弓矢を構えた。



『えちょ、待って下さいドリームさん!
私がナイトメアさんと
話したいって言ったんです！』



ドリーム「え!?兄弟に話って何!?」




ナイトメア「HEHEHE!
不粋な野郎だなぁ
女が男に話っつったら一つだろ?」ﾆﾔｯ




ドリーム「....えええ!!??」ｽﾞｶﾞｰﾝｯ





ナイトメア「クククッ！」



『気づいてドリーム、
君お兄さんに遊ばれてるよ。』



ドリーム「じ、じゃあ嘘なんだね!?」ﾎｯ



ナイトメア「さぁなあ？」ﾆﾔﾆﾔ

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