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363:彼女は帝王様に相談する ページ13

A side





ナイトメア「俺に?」



『はい...悪夢って、
人の記憶をいじったり出来る物なんですか?』




ナイトメア「ぁあ?
記憶を操作出来るかって話か?」



『はい。』



ナイトメア「お前あの女に何を言われた。」



『...それは...』



シロ「女?何の話ですかA様?」キョトン



そっか、
シロがいる手前あまり話が出来ないな...




ナイトメア「おっとそうだったな、
おいカラスちょっとコイツ借りるぜ。」シュルッ



シロ「ったく少しだけだぞ。

.....何て言う訳無いだろう!!!」グパッ



『あーシロ、
10分だけナイトメアさんと
二人だけでお話したいの。お願い、
大事な用事なんだ。
こんな事頼めるのはシロだけだよ!』



シロ「!!?.......ヴッ.....しかしコイツは..」




シロは私の言葉にくぐもった声を出しながら、

それでも首を縦に振ってくれない。

それはそうだろうけど、
今は少しでも情報が欲しい。



『...シロは私を信じてくれないの?』シュン




シロ「そそそそそんな事は断じてございません!!

分かりました、
ですが10分越えたらコイツを攻撃します!
それで宜しいですね?」




ナイトメア「HE、上等だカラス。
んじゃ行くぞA」シュンッ


『!?え待っグフゥッ』



ナイトメアは空間移動で私を連れていった。

案の定突然だったので触手にお腹を引っ張られた私は情けない声を上げたまま移動するはめになった。



ナイトメア「..ここなら邪魔も入らねぇだろ。」




『...ここは』




広い草原の真ん中に、

切られた大木の幹が佇む静かな場所だった。




『ここって、お二人の..』



ナイトメア「ああ、ここなら誰も来ねぇ。
で?お前あの女に何されたんだ?」




『あ、はい。
私向こうに恋人がいたんですが、
その〔彼〕の名前が思い出せないんです。

それで悪夢に記憶の操作が可能なのかと思って、
ナイトメアさんなら知っているかと。』


私が話すと、
ナイトメアは途端に不機嫌そうな顔をした。



ナイトメア「そんな野郎の記憶なんざどうだっていいじゃねぇか。
お前案外未練たらしい女なんだな。」



『未練タラタラなら毎晩泣き腫らしてますよ。
そうではなくて、
名前が出てこない事が問題なんです。

可能なんですか?』




ナイトメア「HE...俺なら洗脳できるが、
ただの悪夢程度が夢以外で
記憶操作なんて出来るとは思わねぇ。

って事は、他のヤツが絡んでるかもな?」ニヤッ

364:馬鹿馬鹿しい話→←362:帝王様は貸し付ける



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安い麦茶( ^-^)_旦〜 - これでも兄弟なんだよなぁ。Fell兄弟。 (2022年10月8日 9時) (レス) @page40 id: 7220adac43 (このIDを非表示/違反報告)
Murder(プロフ) - ワオ。同化。。化猫恐ろし (2022年10月7日 16時) (レス) id: 4f353dd96c (このIDを非表示/違反報告)
EDD♚ - えっ………ええええええ⁉(なんだこいつ) (2022年10月7日 12時) (レス) @page36 id: 1e11c6997e (このIDを非表示/違反報告)
安い麦茶( ^-^)_旦〜 - 尻尾、太いのかな?触りたい。 (2022年10月7日 7時) (レス) @page35 id: 7220adac43 (このIDを非表示/違反報告)
シャルロット君 - あの化猫が服従!?!?( 'ω')ギャァァァァァァ!いいね、モフりてぇ… (2022年10月7日 6時) (レス) @page35 id: 7e7a54307b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒猫軍曹 | 作成日時:2022年9月30日 23時

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