747:コールの逃走劇 ページ47
A side
コールさんが叫んだと同時に
辺りは一面真っ白になった。
驚く間も無く、
次は手を強く引かれる感覚がして
白煙に怯んだミラーの手から逃れた私は
誰かの手に引かれるまま
何も見えない空間を走り出した。
ミラー「ハッ!?A!!
何処行ったの?私から逃げるツモリ!?
Aーーー!!」
マフェット「!?い、一体何事!?」ダッ
店員「分かりません!突然テラスが真っ白に!」
アワアワ
―――――ダッダッ―――――
―――――――ダッダッ―――――
―――――ガサガサッ―――――
草むらのような所を抜けると
視界が開けた
手を引く相手を見ると、コールさんだった。
『ハァッハァッ...コールさん..?』
コール「今はここから出来るだけ離れる!
もう少し頑張って走って!」ダッ
コールさんはそれだけを言うと
また走りだした。
...でも..逃げたりしたら
それこそミラーが怒りそうなんだが...
『...ハァッハァッ..コールさん...待って..
一体何処に行くんですか..』ゼェッゼェッ
コール「はい、もう少しです!」タタッ
....無理.....
肺が裂ける....!!!!!
しばらくそうして走っていると、
突然コールさんは立ち止まった。
『...ゼェッ....ゼェッ...』
コール「散らかってるので恥ずかしいですが、
どうぞAさん。」ガチャッ
ドアの音がして何事かと顔を上げると
コールさんは車の助手席を開けて立っている。
『...車...コールさんのですか...?』
コール「乗って下さい、話しは中で。」
私は促されるままに車に乗り込むと、
コールさんは運転席に乗り込んで走り出した。
私が流れる外の景色を見ていると、
やがてコールさんが口を開いた
コール「突然連れ出したりしてすみませんでした。
でも彼女...
ミラーは明らかに様子がおかしかったから、」
『....確かに、
今日はあの子、いつもより怒ってましたね。
まぁでもそれは、私が約束を破ったからですよ。』
コール「...ではAさん、
彼女の声に、
機械音が混じっていたのには気が付きましたか?」
『....え...?』
.....機械.....音....?
748:危惧していた事は起きた→←746:彼女は普通の人間...??
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ユニ(プロフ) - ござるござる (2023年3月5日 21時) (レス) @page50 id: dea080418f (このIDを非表示/違反報告)
maria - ありげてぃぃぃぃぃっぃぃっぃぃぃぃx(えんだぁぁぁぁあぁぁあと同じ言い方で) (2023年3月5日 0時) (レス) @page50 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
飴迷 - 凛さん» 無言の圧怖し☆←まじでお前今日が命日だな。乙☆ (2023年3月4日 12時) (レス) id: 9a427eaef1 (このIDを非表示/違反報告)
飴迷 - 紅奈虹夢さん» ひえ……される前に推しの匂い嗅がせt((( (2023年3月4日 12時) (レス) id: 9a427eaef1 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢(プロフ) - 朝の6時に最初から読み直してきた!(目が悪くなるw) (2023年3月4日 10時) (レス) id: 57d6b15c0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫軍曹 | 作成日時:2023年1月27日 14時