732:長男がログインしました。 ページ32
A side
ベル「...コールちゃん..まさか今の電話...」
コール「もちろん兄さんだよ。」フンッ
――――ヒュンヒュンヒュン...―――――
『...ん?...何の音d..』
―――――――バキィィイッ―――――――
ベル「..ガベシッ!!」ビュンッ
―――――パリィィイイイインッ―――――
『....今目の前を
物凄い早さで鉄の棍棒が通り過ぎたような.....』
ガクガク
――――ジャリッ―――――
***「....ベル貴様....
言うに事欠いてお孫様に暴言を吐くなぞ、
一体何をトチ狂ったらそうなる。」ギリッ
ベル「..ゴフッ...あ..アンタね...
麗しの乙女に全力で鉄の棍棒ぶん投げるとか..
あ...あり得ないんですけど...」吐血
***「これでも手加減してやったぞ、
では30過ぎた独身乙女のお前に聞きたい。
貴様一体これで何件目だと思ってる、
父さんの顔に泥を塗るだけじゃ済まない、
このままだと
コールだって仕事が無くなるんだぞ。」ギロッ
突然現れた二人目の客人は
どうやら先程家の窓ガラスを粉微塵にした
大きな鉄の棍棒をぶん投げた張本人らしかった。
この人もベルさんに負けず劣らずの身長で、
筋骨隆々な体に
すらっとしたスーツを着ているので、
フンッてやったらビリビリに裂けそうだった。
『...と言うか、
鉄の棍棒を腹に食らって
ベルさんはよく吐血程度で済んだな。
そっちの方が私には驚愕なんだが、』
あの鈍い音といい、
普通の人間なら複雑骨折じゃ済まないって絶対。
コール「ノック兄さん、来てくれて助かったよ。」
ため息
ノック「...気にするな、
何なら我が家の存続の危機だ。
そんな時に、呑気に家で
父さんとキルティング何てしてられないだろ。」
うん...彼女の吐血は完全スルーなんだねこの二人
ってか、
キルティングって何か木の丸い枠に布をはめて
刺繍とかするんじゃなかったっけ...?
お兄様マッチョの癖に
女子力高すぎるよ
趣味が刺繍ってどういう事だよぉお!!
『...いやいや落ち着け私、
初めまして。
私はAと言います。
貴方はコールさんの..お兄様、ですよね』ペコリ
ノック「はい、Aお嬢様、
私は長男のノックと申します。
この度は、
私の愚妹が大変無礼な振る舞いを致しました事、
深くお詫び申し上げます。」お辞儀
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ユニ(プロフ) - ござるござる (2023年3月5日 21時) (レス) @page50 id: dea080418f (このIDを非表示/違反報告)
maria - ありげてぃぃぃぃぃっぃぃっぃぃぃぃx(えんだぁぁぁぁあぁぁあと同じ言い方で) (2023年3月5日 0時) (レス) @page50 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
飴迷 - 凛さん» 無言の圧怖し☆←まじでお前今日が命日だな。乙☆ (2023年3月4日 12時) (レス) id: 9a427eaef1 (このIDを非表示/違反報告)
飴迷 - 紅奈虹夢さん» ひえ……される前に推しの匂い嗅がせt((( (2023年3月4日 12時) (レス) id: 9a427eaef1 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢(プロフ) - 朝の6時に最初から読み直してきた!(目が悪くなるw) (2023年3月4日 10時) (レス) id: 57d6b15c0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫軍曹 | 作成日時:2023年1月27日 14時