ﾀﾋぬ日が近づいたので姿をくらまそうとしたらサンズ達に捕まりました。<12>【 Undertale】 (ページ49)

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599:怖いらしい少女の正体ページ49

A side

........

............

...............???

痛みが来ない......

でも今確かにドスッって......

『.....?....!?え...キ...キラー..!?』

私と絵画の間に立つように

キラーがそこに居た

その腹からは木の根が突き出ている。

キラー「...ったくー、
ゴミ捨てに行ったきり戻って来ないからさー
てっきり逃げたかと思って

ウキウキ来てみりゃこれだもん！

お前弱いんだから変なもん触るなよなー？」ｸﾞｯ

『...え....だ....大丈夫なのキラー...

お腹が.....』

キラーは此方を向いて

何でも無いような顔で
腹から突き出ている木の根を鷲掴みにしている。

キラー「ん？べっつにー、
俺がこんなザコに手傷を負う訳ないじゃん！
A、
この貸りは高くつくから覚悟してね？」ﾆﾔｯ

傘の君「...コイツ、まさかナイトメアの!?」ﾋﾞｸｯ

キラー「...って言うかさー、

ただの落書きのくせに俺のオモチャを
勝手にコロそうとしないでくんない？」ｻﾞﾝｯ

――――――ポトッ―――――――

傘の君「ッイッッッタアァァアイ！
何すんのよこのスカスカボーン！！」

『!?....え、...痛い..？』

キラーが取り出したナイフを振り下ろし

まるで豆腐を切るように木の根を切り落とすと

その瞬間絵の少女は痛みに叫び
キラーを睨み付けた。

キラー「Aいーい？
コイツは魚のアンコウと一緒で、
ひ弱な少女の姿で本体を隠してんのさ。

つまり、
この根っ子と女は一対のバケモノって事！
本体は森の中に潜んでて、
この絵を美しいだの価値があるだのと宣う
馬鹿なニンゲン達を誘き寄せて喰うのさ！

それがコイツの正体、分かった？」ﾆｺｯ

『....な...成る程....』

傘の君「あ、ちなみに本体は
見せられない位エグい見た目してるよ！
だから私を妬んでいじめるの！
オバサンだから仕方ないじゃんって言うと
すんごく怒るんだよ！」ﾌﾟﾘﾌﾟﾘ

『...頼む少女...
もう少し目上には優しくしてやってくれ...

誰も好きでオバサン化する訳じゃない..！
残酷な月日というモンスターに刈り取られたら
今に君だって
ピチピチのお肌が乾燥で粉を吹き、
ファンデーションも思うように乗らなくなり
髪の毛だって加齢と共に薄くなるんだぞ！』ｸﾞｯ

キラー「Aが突然力説しだしたんだけど、

それ間違いなく経験者の口調だよ！？」ｽﾞｶﾞｰﾝｯ