ﾀﾋぬ日が近づいたので姿をくらまそうとしたらサンズ達に捕まりました。<12>【 Undertale】

568:気にしてはいけない事 ページ18

A side




ーーー先程お伝えしました、ーーーー

本日市内の◯●店にて暴れた
容疑者A・B・Cの三名が、

取り調べの最中に起きた警察署内の
原因不明の停電中に逃走し

捜索が行われていましたが、
先程速報が入り

逃走した内のC・Bの二名を、
警察署近くの国立公園内にて発見、
取り押さえられたとの情報が入ってきました。


詳しい情報はまだ入ってきておりませんが、

発見された当初、B・Cはひどく錯乱状態にあり、
二名の取り調べは困難との事です。

病院に搬送された二名の詳細は
また速報が入り次第お伝え致します。

尚、リーダー格と思われる容疑者Aの消息は

未だに不明との事です。

近隣住民の皆様は、夜の外出を出来るだけ控えーー




パピルス「な、何だって！？
錯乱状態ってどういう事なんだ、
それに、
Aって確かAを襲った男だろ？
ソイツだけ何で居ないんだ!?」



サンズ「he、錯乱だなんて言ってるが
アイツ等の演技って可能性もあるぜ？」ﾆﾔｯ



シロ「ふん、あの人間共、
女神様に近づくから罰が当たったのだ。」



『....錯乱状態って..』




逃走してからそんなに時間も経ってないのに

錯乱状態になるなんてあり得るのか...?



まず直ぐに思い浮かんだのは
危ない物を使った可能性。

彼等ならあり得ない事ではないだろうな、
ああいう物は、
強い物だと幻覚を見たりするらしいし。



....もう１つは



...気が触れてしまう程の恐怖にさらされた..?



オバケを見た可能性はないか...

髪の毛ダラーンの女とか...


目玉をパパと呼ぶ男とか...あれは妖怪か..。





サンズ「hehe、Aさんよ、
何一人で百面相してんだ？」ﾂﾝﾂﾝ


『!?うおﾋﾞ...ビックリした..!』




長いこと考えに耽っていたのか、

気がつくと、サンズが私の頬をつつきながら
横でニヤニヤとしていたので驚いてしまった。



『...また沼ってました?』



サンズ「ああ、
あんまり面白い顔してるから、
ついからかいたくなっちまった。

まあ、悪い事とは言わねぇけどよ、
考えすぎんのもどうかと思うぜ？」ﾆﾔｯ



....確かにそうだ、

あの三人の事はもちろん気にはなるが
それはそうとて、私にはリミットがある。


『...それもそうですね。
あ、サンズさん、そこのコーヒー豆の缶
取って貰ってもいいですか？』


サンズ「あぁいいぜ。」ｽｯ



『いやそれケチャップ
ケチャップのお湯割りは飲みません』



サンズ「案外イケるかも知れないぜ？」ﾆﾔｯ

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