ﾀﾋぬ日が近づいたので姿をくらまそうとしたらサンズ達に捕まりました。<12>【 Undertale】

569:パピルスの名案 ページ19

A side




『ケチャップをお湯で割ったら
もうそれスープですよ。』




サンズ「hehe、
いいアイデアだと思ったんだがな、ほらよ。」ﾋｮｲｯ



サンズはそう言うとコーヒー缶を私に手渡してきた


その時



ふと




サンズの方からほんの一瞬






錆びた鉄のような臭いが






したような気がした。






『.........』






サンズ「...どうした？」





『...え...?...あ、....いえ、
ありがとうございます、』ﾆｺｯ




サンズ「...」



シロ「A様！
コーヒーなら私がお淹れしますのに！
コートの似合う私が！」



『だから、いい加減コート脱ぎなさいねシロ？
ってかとうとう着たまま食べたね君。』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


シロ「A様に褒めて頂けるとあらばこの私、
真夏の浜辺だろうと入浴中だろうと
このコートを着たままで大丈夫です！」ｷﾗｷﾗ



『真夏にコートはアカン人やでシロ』



サンズ「これでもコイツ、ﾀﾋ神の使いなんだよな?
リーパーの野郎の鋼メンタルには恐れ入ったぜ。」



シロ「コーヒー、A様も
ブラックでよろしいのですか？
たまにはミルクや砂糖を入れた方が
胃にも負担になりにくいのですが、」



シロは、黙々とコーヒーの支度をしながら
私の体を気遣って声をかけてくれる。

...シロは優しい子だよな、


『...ありがとうシロ、
でも食後はサッパリしたいからブラックでいいよ』
ﾆｺｯ



シロ「...ふむ、
本当にA様はお子様らしさが無い方だ、
逆に大人の余裕と色香がおありになる！
まさに神秘！」



『...色香......もしかして私臭い..?』ｸﾝｸﾝ




シロ「匂いの事ではないんですが
可愛いからヨシ！」


サンズ「ヨシじゃねぇよ」



パピルス「皆どうしたんだ？
キッチンでコーヒーブレイク？」ﾃｸﾃｸ




いつの間にか私の側に移動していた二人に
気がついたパピルスが近寄ってきた。


サンズ「...いんや調度できた所だ、
それよりお前帰らなくていいのか？
いつもならもう
読み聞かせ絵本を読んで寝てる時間だろ？」


『...え、
やっぱりまだ絵本読んでるんだカワイィ..』



シロ「A様、萌えないで下さい!」ﾑｯ



パピルス「んーー、俺様考えたんだけど、
今日は身辺警護を兼ねて
Aと寝る事にしたぞ！
そうすれば何かあっても安心だろ？」ﾆｶｯ


『...グフッ..』吐血



サンズ「まて兄弟、それならオイラの部屋d」


シロ「私は絶対に許可しないぞヒョロ骨!!!」ﾋﾟｷｯ

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