ﾀﾋぬ選択肢を選ぼうとした主人公を今度はサンズ達が何がなんでも止めようと追跡してくる。<11>【 Undertale】

548:彼女は彼等の明日を思う ページ48

A side






パピルスは、
ふと思い出したように携帯を手に取ると
画面をつけて何かを確認している。



パピルス「...ニェーーッ
楽しい時間ってあっという間だな、
もうそろそろ戻らないと
サンズ達が心配する頃だ！」



『?あら、そうでしたか。
本当にあっという間でしたね？』




...まさか、パピルスと
こんなに話をする事があるとは思わなかったな。


正直かなり癒された、

こんなに
優しくてカワイイ弟が居るサンズが羨ましい。





パピルス「Aまた今度デートしよ！
前に話した
美味しいランチが食べられるお店行きたいしな！
その時はまた俺様が
ちゃーんとエスコートするぞ！」ﾆｶｯ




パピルスはそう言って手を差し出してきた。



....困った



...ここは嘘でも手を握るべきか...



でも、
それだと後々
パピルスを傷つけてしまうかもしれない...





『...アハハ...えっと』



パピルス「...A、
俺様とデートは嫌なのか？」ｼｭﾝｯ




......やめてパピルス違うんだ....




『....ま、まさか！
そんな訳ないじゃないですか！
それじゃあ....こうしましょう。

次...私がサンズさんの家に(居たら)、
是非ご一緒させて下さい！』ﾆｺｯ


私はそう言ってパピルスの手を握った。



パピルス「ニェッ？居たらって？」ｺﾃﾝ


『えぇ、私世界をまたいで
お手伝いさんのお仕事をしてますので。
居ない事もあるから、』




...嘘は言っていない。



パピルス「そっか！確かにそうだったな！
じゃあ次また会った時にね！」ﾆｶｯ


『...』ﾆｺｯ




ありがとうパピルス、その気持ちだけ貰うよ




パピルス「じゃあ戻ろうかA！」ﾋｮｲｯ



『えっうわ!?』



パピルスは
突然私を両手で横抱きにすると、

嬉しそうに眩しい笑顔を向けた。



パピルス「ニャハハのハー！
ヒロインをお姫様抱っこするヒーロー！
俺様の憧れのワンシーンなのだ！」ﾆｶｯ



『....ｱｰｰｰｰ...吐血するなよ私....ﾀｴﾛﾀｴﾛ』ｽｯ




パピルス「...しっかり掴まっててね！

俺のお姫様、」ﾎﾞｿｯ



『...ん..?』



ーーーーシュンッーーーー



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





シロ「遅い！もう待てん！
貴様の弟は何処だ、私が迎えに行く！」



サンズ「...he、そう慌てんなよ、
アイツはお前等と違って紳士だから安心しな。」
ﾍﾗﾍﾗ






インク「何か、サラッとボク達けなされてない？」

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