第305話 ページ14
貴方side
――
卒業記念公演まであと30分、出演者は各自控え室にいた
貴「…」
…いよいよ、本番だ…
長かったようで短かった、そんな月日の稽古をしてきた
ｺﾝｺﾝｯ
貴「はい」
辰己「(人1)」
申渡「お邪魔しますよ」
貴「琉唯…栄吾」
ドアを叩く音が聞こえ、返事をしながら振り向くと琉唯と栄吾の姿が
貴「どうしたの？」
辰己「緊張してるかと思って」
申渡「昔から(人1)は、人前での公演は意外と緊張するタイプでしたし」
貴「…それは…」
本当の事を当てられ、言葉が詰まる
辰己「だから、コレ飲んで？」
2人から渡されたのは、緑色の飲み物
…お茶…？……まさか…
貴「…これって」
申渡「さっき那雪君から貰ったお茶です。何でも那雪家秘伝らしいですよ？」
やっぱり那雪の家の…!!
貴「お前ら、私を殺す気!?」
辰己「え、どういう意味？」
申渡「そんな訳ないでしょう？緊張がとれるらしいので、どうぞ」
貴「ちょっ、まっ……!!!!」
しばらくお待ちください
――
貴「…一瞬…三途の川が見えた…」
申渡「すみません(人1)！そこまで強烈なお茶とは知りませんでした…」
しばらく意識が飛んでいた私に、何度も謝る栄吾
貴「…もういいよ。おかげで緊張がなくなったし」ﾆｺ
申渡「…(人1)…」
辰己「…頑張って、舞台裏で応援してるから」
貴「うん！」
2人と挨拶を交わし舞台裏に歩いていく
卒業記念公演、開幕だー…
ラッキーアイテム
革ベルト
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バーモン - 双葉先輩が良いです！ (2017年7月26日 21時) (
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たなかこうき - 双葉先輩か早乙女先輩がいいです (2017年7月26日 21時) (レス) id: f1b5153867 (このIDを非表示/違反報告)
さいとぅー - たいが先輩でお願い致します (2017年7月26日 21時) (レス) id: f1b5153867 (このIDを非表示/違反報告)
たなっきー - りっちゃんか双葉先輩がいいです！ (2017年7月26日 21時) (レス) id: f1b5153867 (このIDを非表示/違反報告)
はると - 早乙女先輩か双葉先輩でお願い致します (2017年7月26日 21時) (レス) id: f1b5153867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美紗子 x他1人 | 作成日時：2017年7月8日 18時
