桃園家

結婚生活6日目 ページ8

【常日様リクエスト】



「ねーえ。」


『ん？』


お風呂を済ませ、スマホを弄ってる時さとみが話しかけた。


あ、因みにお風呂は一人で入りました


期待しないでくださいね！？


「俺のことどんくらい好き？」


『こんぐらい』


指で小さな丸を作る。


「えwちっさw」


『んじゃあさとみは？』


「表せないくらい」


え、そんなの当然でしょ？的な顔で見てくる。


いや真顔で言うなし。


『典型的なバカップルかよ』


「そうだよ。バカップルだよ。」


『あーそうでしたか。はいはい。』


すると大きく手を広げ、おいでと言われる。


…満面の笑みで。


『変なことしない？』


「95%の確率でしない」


膝の上に私を乗せるのが最近のさとみのマイブームらしい。


5%の確率で変なことするのかよ。


『95%か…ま、おじゃまします。』


「ん。よっ」


腰に手が巻きつかれる。


…最近太ったんだよねぇ……


『重い？』


「ジェルよりは軽い」


『比較対象が違うだろ』


「wwwwでも軽いだろ。」


『あははっ。ありがと。』


実際、このたわいもない会話が好きである。


……言わないけど。







、









、









さとみside


『すぅ…すぅ……』


「寝ちゃった、か。」


俺の膝の上にはA。


うっすらシャンプーの香りがして、なんだか色っぽい。


「…こんな無防備な格好で……ったく。」


Aを寝室まで運ぶ。


軽い。本当にこいつビュッフェで元取ってるやつか？


『……しゃとみ？』


「ん？起きた？」


『んー。もう寝るぅ。』


「そっか。おやすみ。」


『おやすみぃ。すきだよ？』


そう言ってリップ音のならないキスをAがする。


そしてまた規則正しい寝息をたて、寝てしまった。


寝ぼけてる時、Aは本当積極的だ。


いつもだったら照れてしないキスだってお手の物。


ただ、その時の記憶がないだけだけど。


ベットに着きAを寝かせ、布団をかける。



…そして、優しくキスをする。








「あー。可愛すぎる。」

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