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3.血の匂い ページ4
だから私はそれを気にしなかった。
でも今日は、この部屋は。
一段と血の匂いが強くて時折パキッと何かが折れるような音が聞こえたりしていて少しだけ、怖かったかもしれない。
もしそこに教祖様がいたら。
もし教祖様が人を殺していたら。
教祖様が人を殺すってことは理由があるわけだし怖くない。
そう自分に言い聞かせながらも少し胸が高鳴っていた。
なんで胸が高鳴っていたのかはわからない。
でも多分、人を殺すなんて普通じゃない事をしている教祖様を自分だけが見れるというのに興奮したんだと思う。
深呼吸をして、周りに誰もいない事を確認して襖に手をかけた。
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作者名:琴音 | 作成日時:2019年11月3日 12時