元占ツク人気作者が戻ってきて思ったこと。

思ったこと4 ページ5

今回は占ツクを離れて感じたことです。



当時の自分は、本当に評価が欲しいだけの人間だったと思っている。


常に書きたいジャンルの人気な小説を読み、傾向を知り、それとなく内容を寄せてから、あまり書かれていない内容の話を書いていた。


が、どれもあまり長続きしない。
それもそのはず、一時の人気欲しさに起承転結をあまり考えずに書いていたからだ。見切り発射で終わるわけもない。


それに、あくまで人気な内容に沿って書いていたから自分が好きな内容じゃなかったからと言うのもある。



逆に今は、自分の書いた小説に興味を持った人だけしか来ないから、好きな物を書いていられる。


タイトルも目立つことを考えなくてもいいし、雑でも適当でもいい。最悪未定でもいい。
自分が満足することだけでいいのだから。

そのおかげか、いくつかの作品を完結させられる事が出来た。



そしてこれは個人サイトの特徴の一つだが、短編をとても書きやすい。


短編はそこそこ導入とオチがしっかりしていれば、書きたいところだけ書いても納得いく物が書ける。
そんな素晴らしいものを今まで書かなかった過去の自分は、損していたな。と思った。


その原因は、占ツクで上位を取るには長編が向いているからだ。
むしろそれでないと、しおりを挟んで貰えず順位も伸びない。


そして当時の自分は、一分一秒でも早く投稿しようとしていた。誰かに先を越されてしまう前に自分のアイデアを出さないと、と。

だから書き上げてから投稿なんて考え、一切なかった。


我ながら笑える話だ。
そんなすぐに投稿されてしまう話なんて、別に独創性なんてないじゃないか。
しかも二次創作。ただ人様の世界を借りただけ。



ただ自分が一瞬早く投稿したものじゃないか。

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