10 白紙のページ ページ10
「これかな。」
「おおっ？…これは日記ですか？」
「正解。実況を始めた頃からの日記で〜す。」
ガッチさんのところの動画で
一番古いものを出すことになった。
「なっがくね？！」
うっしーからの突っ込みが入った。
「毎日書いてる訳じゃなくて
気が向いたときに書き込んでるからね笑」
「あ〜だから続いてんの？」
レトルトが納得した様子で言った。
「そうそう笑。基本的には飽き性だからね。
だからまだページ残ってるの。」
日記の1ページ目をチャット欄に送った。
「これ一番最初？」
キヨくんが質問してきた。
「そうだよ〜初めて撮影した日の日記。」
「これは読んでもらうしかないでしょ。」
ガッチさんが少し笑いながら言った。
「まぁ覚悟はしてたよ…笑
2008/7/11
始めての撮影を終えた。満足。」
「え…それだけ？」
拍子抜けしたうっしーの声が聞こえた。
「これだけ。
でも記憶にはしっかり残ってるよ。
この日は土曜日でね、朝から撮り始めたんだけど…
何回も撮り直ししてたら夕方になってて、
勿論。当時は実家暮らしで、親も帰ってくるから
そうなったら来週の土曜日にしようとか考えながら
最後に撮ったやつが投稿したやつなの。」
「じゃあこの"満足"ってかなり意味のあるものだな。」
キヨくんが納得した様子で話しているのがよく分かる。
「貴重な話だわ〜ありがと〜」
「ガッチさんの動画だからこれ言うんだからね？」
「…てか、よくある
"これから日記をつけようと思う。"とか無いのが
コハクだわ…笑」
キヨくんが笑いながら話す。
「しかも1行な。」
それにうっしーも乗っかった。
「更に情報足してあげよっか？
次の更新の日付は3ヵ月後だし、最早日記じゃない。
間が空きすぎ！！テンポよく！って
2行ぐらいの文字の大きさ使って
赤文字で書いてあるんだから…笑
そのあとは
レトルトが実況してた。とか、フジくんが凸してきた。
キヨくんと初めて会った。東京旅行楽しかった。
ガッチさんと生放送に出た。
うっしーに初めて会った。とか定期的に書いてるけど…笑」
ケタケタと笑いながら、フリーゲーム時によく使うため
机に常備しているペンを取り出し日付と文章をかき足した。
2020/5/××
ガッチさんの動画でこの日記を紹介。満足。
「はい。次のお題行くよ〜？」
「は〜い。」
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作者名：みこと | 作者ホームページ：http://なし)ー
作成日時：2022年6月14日 20時
