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「うん。コレでおわり。」
スマホの電源をつけ時間を確認している。
「あ〜やっぱり早いなぁ…ありがとう。」
「お役に立てたらなら良かったよ。」
ガッチさんの家で
ゲーム支援の設定をすることになった。
全文英文で前にも同じようなものをやったそうだが
一日がそれだけで潰れたんだそう。
私も支援しようと思っていた製作者さんだから丁度良かった。
まぁ…ガッチさんと一緒にやるのもそうだけど、
一番の理由は…トラちんさんに会うため。
ガッチさんに案内されリビングへ到着すると
息子くんが元気いっぱいに迎えてくれた。
抱っこをご要望のようだが良いのだろうか…？と
ガッチさんとトラちんさんにアイコンタクトを取ると
大丈夫。良かったら。と返ってきた。
米俵より少し重たいぐらいの重さを持ち上げた。
「△△くんは何歳かな？」
「4さい！おねえさんは？」
「お姉さん…？！ん〜…××歳。」
年齢的にはお姉さんを卒業しようとしているところだ。
息子くんの首が横へ傾いた。
「△△くんからしたら数字が大きすぎるよね…笑
あかねちゃんも久しぶり。中学生になったんだっけ？」
「うん。中学生だよ。」
前にあったのは確か
息子くんが生まれてすぐぐらいだったはず。
「綺麗になったね。」
何も言わずにニコニコしているあかねちゃんを見て
大人になったんだなぁ…と感じた。
「そっかコハクちゃん今年で××か…！」
トラちんさんが驚いている。
「キヨとか最俺と同い年だからね。」
ガッチさんが補足をしてくれた。
そこからはリビングの椅子に座って
トラちんさんと数年ぶりの世間話をして
ガッチさんの車で駅まで送ってもらった。
「ありがと。ガッチさん。
あかねちゃんもまた会おうね。」
「うい。気をつけて帰ってね。」
「うん！また会ってね！」
車を降りて歩道に少し入って手を振ると車が動き出した。
さて、今日は帰ってご飯食べて、サムネ作成でもしようかな。
――――――
「お父さん。」
コハクを駅に送り届けて
家に帰っているときのことだった。
「ん〜？」
「私、コハクちゃんみたいな人になりたい。」
「え？」
「お話上手で、楽しい人。」
我が娘ながら驚いた。
が…
「じゃあ、沢山の事を知らなきゃね。
スマホばっかり見てる場合じゃないぞ〜？笑」
「も〜！分かってるって！」
その目標。
とてもいいんじゃないかと思う。
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作者名：みこと | 作者ホームページ：http://なし)ー
作成日時：2022年6月14日 20時
