一度でいいから愛されてみたいのでぶりっ子になる【d!】 (ページ7)

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昼食の問題解決ページ7

さて、楓ちゃんのお隣に恐る恐る腰を下ろし、正座して。

「よし!本題ね!誰か、Aちゃんにご飯少し分けてあげてくれん?」

いや!せめて!!事情を言ってくれ楓ちゃん!!それではいどうぞと私なんかにご飯をくれる善人はきっと楓ちゃんしかいないぞ!!

「は??いや、なんで……???」

ですよね!!それが正しい反応です!!!

「あっそうよね、かくかくしかじか……というワケで……」

「あ～なるほど……それなら……これと……これどうぞ、神崎さん?でしたっけ」

『あ、ありがとうございますぅ……!!』

私にご飯を渡してくれたのは、キッチリ七三分けの前髪と赤いマフラーが特徴的な人。

ちなみに渡されたものは、おそらくコンビニか購買で買ったのであろうチャーハンとプリン。

「あっトン氏!!それは俺のプリン!!」

「あんたはもうちょい糖分控えなさい!!ぺ神とこの病院に世話になる気か!!」

「トントンそれシッマにあげよう思っとったチャーハンやんけ!!」

「食害をやめてくれませんかねぇ!?」

『あのぉ、これ本当に頂いていいんでしょうかぁ……。』

なんか申し訳なくなってきた……。やっぱ今日はお昼無しで……。

「あ、全然気にせんでください。それよりもはよ食べんとお昼休み終わりますよ。」

『あ……!』

急いでスマホを確認すると、お昼休みが終わるまであと20分。

食べるのが遅い方なので、慌てないように、でも急いで開封する。

「うぐぐ……そ、そういえば、自己紹介が遅れたな。私はグルッペン·フューラー、生徒会長をしているゾ。」

……や、やっぱり、生徒会長様でしたか……。