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31話 ページ31

「ちょ、ちょっと侑君!み、皆んなが見てるから!////」



「えー?そんなんええやんか〜俺は夏樹がかまってくれへんから寂しくなってんもん。」


頬を膨らませる侑とますます赤くなる夏樹



「へっ!?そ、そうなんだ…」


恥ずかしすぎて下を向く


「うん、やから散歩して…」


「ひゃっ!!」


夏樹の耳元で本当に寂しそうに囁いた




本当に侑のことが大好きなんだ…



私はそこまであからさまに顔に出さない



そういう所も含めて私は可愛くなかったのかもしれない



友達として祝福すべきなんだろうけど…




喉が熱い



目頭も



心も痛い



何もかもがぶつかり合う



「じゃあ、お散歩行く…?」



「うん!行く行く!連れてってー!」


またもや侑が抱き着く



「わ、分かったから抱き着かないで!////」



2人が居なくなった後の教室は一気に静かになった。



「ねぇ、あの画像見た?」



「見た見た!やばかったよな…」



何の話をしているんだろうもう頭が回らなくなってきた。



「Aさんいくらなんでも酷すぎひん?」



「え…?」



「侑と付き合って別れた後は片割れに行くとか…」



「何のこと…?」



「は?嘘やろ?自分…」



目の前に見せられた画像と同時に発せられた言葉に頭が真っ白になった









「治とキスしとったやん。」

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設定タグ:ハイキュー , 宮侑 , 稲荷崎   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:(名前) | 作成日時:2020年5月3日 19時

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